アベル

2023.08.13

1回目の訪問

何が何でも暑すぎるので、物は試しで新呑川湯に行く事にする。
じつはこの「呑川」を「のまれがわ」と読んでしまい大田区の江戸っ子に笑われた事がある。
個人的には、のまれがわの方が発音しやすいが。

事前にルートを調べてきたが、あまりの暑さにチャリをこぐのがきつくなる。
身体は汗まみれ、喉が渇く。
しまった、サウナ用のポカリだけ持ってきてチャリの水分補給用はもってこなかった。途中コンビニでポカリを購入し爆飲み。こんなんで新呑川湯に辿り着けるのだろうか。

何とか開店前に間に合う。

ビル型銭湯か。
サウイキで予習し、サウナマットが無いとの事なので本日は尻を火傷しないように厚めのバスタオルを持参。更に小タオルを背中に挟む用、汗を拭く用、頭を厳重にガードする用、、、合計5枚も持ってきたのでバッグはパンパンだ。
帰りは水を吸収して重くなるな。

この暑さだったら下茹では不要だと思ったが、せっかく銭湯に来たので一通り浸かる。
お炭酸泉か。銭湯で炭酸泉とは珍しい。しかも独立したシルキー風呂ではないので全体的にシュワシュワしている。
巷では炭酸泉は有名でスパ銭で何度か入ったが未だに炭酸泉の良さが分からない。いつの日か分かりますようにと。

そして炎天下でチャリをこいで待ちに待ったサ室へ。
ドアを開けるとモンスーンが襲ってくる。昔、ペルーの砂漠に行った時の事を思い出した。
カラッカラの熱気だ。

浴室は混んでいたのにサ室は誰もいない。まるで砂漠に一人残された様な感じだ。
上段はやめておこう。
バスタオルをひき、背もたれと背中の間にタオルを挟み、頭も厳重にガード。
それでも熱い。
途中、一人入ってきて上段に座ったがすぐに出ていってしまった。
汗で濡れた床もすぐに乾く。恐るべし。
ここでロウリュしたらどうなるのだろうかと一人妄想しながら5分でご馳走様でした。

水風呂はキンキンの13度。
真夏にここまで冷えているのはユー鶴以来だ。久々の低温水風呂に手足が痺れる。
休憩は露天の椅子で。
高温サウナと低温水風呂で清々しい爽快感。

2セット目も一人、上段を試してみる。
ここまで熱いと下段との違いが分からなくなってくる。
すると、常連らしきおじいさんが、タオルも持たずに手ぶらで入室される。
そしてそのまま床に座り込む。
熱中症か?
いや、この方は座席には座らずにあえて床に座っているのだ。確かにこの熱さなら床でも十分だ。

水風呂に向かおうとすると、ゴォォと爆音と共に浴室の床が大洪水。
何だ?と思ったら水風呂に入っているおじいさんが、蛇口全開で水風呂を薄めていた。初めて見る光景であった。

重いタオルを背負い帰路へ。

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