リニューアルオープンほやほやの松本湯。とにもかくにもキレイ。内装がどことなく鶯谷萩の湯や椎名町妙法湯と似ているのは、さてはリノベ銭湯って同じ工務店が仕切ってる?

サ室は決してぬるくはないが長く入っていられるタイプで、TVなしで歌詞なし音楽が流れているあたり、笹塚マルシンスパに似ている。セッティングがハイクオリティなだけにこちらの眼が贅沢・ワガママになっており気になるところも。人が多いからか、サ室の臭いが少し……。最初は私のタオルが生乾きなのかと思ったがそうではなかった。開店して30-60分くらいの間だったからマットを交換する暇がなくてという話だろうか。良い匂いのアロマでロウリュでもすれば解決するかもしれない。とはいえ他所から来ておきながら人が多いなんてクレームをつけるのは笑止千万。ここぐらいで止めておこう。

170cm足らずの小柄な私だと溺れそうなスリルを味わいながら入る水風呂もよかった。あれは気持ち良くなり過ぎるタイプの水っぽくて、長く入ると危なそうだったので60sec.きっかりに収めるようにした。あ~、気持ちよかった。

これだけの施設でととのわないわけがないと思うかもしれないが、とんでもない伏兵に遭った。それは入る前にトイレを済ませたとき、きちんと流しきらない先客に当たってしまったことである。その残像は高スペックなサ室と水風呂をしても吹き飛ばしきれず、少し残念なサ活になってしまった。

でもそのあとがよかった。お店の人は愛想がよかったし、東中野駅に向かう途中の自販機で100円で買ったさんぴん茶が冷たくておいしかった。そして、救いは意外なところで訪れた。総武線千葉行。それぞれの長椅子に1,2人という空き具合で、クーラーをつけつつ感染対策のため窓を開けていた。これがよかった。冷たい空気が、勢いよく入ってくる外気と混ざって爽風に変わる。ささやかで、2駅分の短いととのいだったけれど、それでもととのいには違いなかった。

今回のサ活は、「サ道」で(スランプこそあれ)ほぼ毎回見られる「ととのった~!」というサウナ体験がいかにもろい表象なのかということがよくわかった。けれども同時に、ふとした瞬間に小さな喜びとして立ち現れてくれることもある、と希望の光が見えてきた。

またリニューアルオープンの騒ぎが治まったらリベンジにお邪魔しようかな。

歩いた距離 1km

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