夏八月、有給休暇を取り、昼一番にみのりへ行き、
そののち、各務原の平和湯へ。

以前に一度だけ来たことのある平和湯。
古き良き「町の銭湯」の趣き。

サウナ込みで500円、安い。

◾︎サウナ
 なかなか暑い。湿度高め。
 熱がしっかりと身体にくる。気持ちがいい。

 室内に昭和歌謡がかかっている。
 この昭和感がとても良い。
 
 汚職や腐敗の横行した田沼意次の時代ののち、
 松平定信は、「寛政の改革」を敢行し、
 綱紀粛正を進めた。
 腐敗が一掃された反面、社会に自由の気が失われ、
 「白河の 清きに魚も 住みかねて
  もとの濁りの 田沼恋しき」
 という狂歌が詠まれた。

 令和の御世においても、
 人々は、濁りの昭和にあった自由を
 求めているように思う。
 昭和サウナに癒される所以の一つであろう。

◾︎水風呂
 井戸水とのこと。水質良く、柔らかい。
 ずっと浸っていたい水。とても良い。
 ただし、水温は少し高めに感じる。

◾︎外気浴
 銭湯サウナで外気浴スペースがあるのは珍しい。
 夏の夕暮れの青空が沁みる。

 サウナごとに、青空は異なる。
 都会のおしゃれなサウナの青空、
 スーパー銭湯の青空。

 この青空は、日本の伝統の青空、
 刻と共に微妙にうつろいゆく青空。

◾︎まとめ
 サウナ、水風呂、外気浴。
 とてもクオリティが高い。
 しっかりと、ととのえる。
 皆さんもぜひ!!

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