SPA&HOTEL 和 -なごみ-
ホテル・旅館 - 東京都 大田区
ホテル・旅館 - 東京都 大田区
黒いダイヤ、黒い真珠、黒いオルフェ
漆黒を表す美しい言葉たちが色々とあるが、それらに連なるものが黒湯ではないか。
久々の羽田前泊でやってきた蒲田。
京浜東北線に乗っていると蒲田、川崎、鶴見と駅が続く。
行ったことのある施設(川崎ビッグ)、行ったことのない施設(鶴見のあれこれ)が頭に浮かぶ。
ここSPA和もすばらしい。
宿泊でのチェックイン後に3Fの温浴施設でライドオーン!
夕方はなんと男性側は3名ほどしか人がいない。
静寂な空間の中でまずはかけ流しのぬる黒湯へ。
やわらなく、そして体が黒いビロードのような、そして湖のような静けさの中に吸い込まれていくようだ。
その精神的な安らぎは計り知れないね。
だが湯そのものよりも湯に捧げる比喩が輝いてしまってはいけないな。
そしてサウナ。側面は2段。正面は3段。
熱波に弱いサウナーの私としては側面の下段でもうれしいね。
そこで家にないテレビというものを見る。
芸能人が養鶏場で卵を拾っている。やれやれ。
なのだがあと10年ほどしたらテレビはサウナで見るだけの、懐かしの媒体になるんだろう。
19世紀のおもちゃ博物館で見る、のぞき見の機械みたいに。
いかんいかん、ひさびさのイキタイで筆がすべってしまうが
私の心もよろこびで滑っていたのだ。
その理由はなんと水風呂が黒湯かけ流しであるということ。
10度台のお湯でも冷たすぎず、やわらかく、やさしく、そして黒いぬめりがいろいろな疲労や徒労を溶かして流してしまったのだ。
乾杯だね。
黒湯とこの静けさに。
というわけですぐに部屋で寝れるので、宿泊もおすすめです。
向かいに居酒屋の名店、鳥万もありますよ。
男
コメントすることができます
すでに会員の方はこちら