松本湯
銭湯 - 東京都 中野区
銭湯 - 東京都 中野区
一人だとあまりサウナに行かない。そう、昔から逆境の時に行っていたので、頻繁に行くタイプではなかったのだ。しかし人生でインポータント(重要な、ルー語)なデシジョン(決定)はフリークエントリー(しばしば)にサウナ(蒸し風呂)でメイド(作った)してきたのだった。
さてそういうわけで松本湯。ちょっと久々だが、やっぱり素晴らしい。入り口へと続く鳥居みたいな門はまさにサウナの神殿への回廊。人類が滅びたらおそらくマヤ文明のように考古学者が来るだろう。ここはホモサピエンスたちが蒸気を浴びて、自分たちで作った資本主義という過酷なシステムの労苦を癒やしたところだった、などと。
また松本湯はスタッフのみなさんが優しい。キャッシュレスの私はロッカーの100円玉を忘れてしまったのだが、サウナバンドの番号を控えているから、と番台の方が100円を貸してくださった。(でもみなさん100円もっていってください。申し訳ないので帰り際にイオンウォーターも買いました。)見た目はタフガイ的なスタッフの方もとにかくニコニコとされていてやさしい。ちょっと鬼越トマホークのようだ。
今日は3セット。久々すぎて最上段の熱さがつらい。そしてオートロウリュ。熱波が今週のあれこれを焼き払っていく。精神と身体へのおはらいのようだ。あるいは心身への焼畑農業だ。人間関係等のくだらない部分が焼き払われ、私の精神はより結果として肥沃な土壌となる。なんて農業をしたこともない人間が言ってはだめだが、まあそういうことだ。
そしてお風呂のラインアップもここは素晴らしい。冷泉のような泡風呂。真湯。そしてプロジェクターで投影される風景なども美しい。
だが久々だからか看板ネコ的存在のかめ吉君はそっぽを向いているように感じた。「なんで1ヶ月も来なかったの?」としっぽを向けているようだった。心の中でごめんね、といい帰路についた。松本湯、久々に来ると素晴らしさを痛感してしまうので、もうすこし頻繁に来ないとね。
男
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