亀の湯
銭湯 - 長野県 長野市
銭湯 - 長野県 長野市
野尻湖ランプからの帰りに、長野市にあるゲストハウス1166に一泊。
こちらは善光寺近くのゲストハウスだが、アットホームなスタッフの方々がいらして、そして空きがあれば「お風呂セット」という、木の桶と、シャンプー、コンディショナーなどを無料で貸してくださる。
そこで我々はお風呂セットをお借りして、近くの亀の湯さんへ。
これまでも1166に泊まるたびに来ていたが、今回も亀の湯は何かが素敵である。
洋館のような建物、番台でお仕事をするおばあちゃん、東京などと違い注意書きの少ない室内。
地下にあるミストサウナは、ベンチがかなり熱いが、蒸気自体はとても心地が良い。4−5分もいれば満足して、外にある頭上に水滴がドボドボ落ちるシャワーで水風呂の機能が満たされる。追加料金なしの、合計400円でこのサウナとシャワーが利用できる。
お風呂は浴室の真ん中に2つ。広い方は、少し白濁しているように見える。少々熱めで大変気持が良い。脱衣所に説明があり、重曹バブル風呂とのこと。素晴らしい。
脱衣所に戻るとおばあちゃんが「岬めぐり」と「学生街の喫茶店」を聞いていらっしゃる。おばあちゃんの世代よりも、若干下の世代の歌ではないだろうか。亀の湯さんも外の建築と、地下のサウナの構造を見ると、いろいろな時代毎の変遷が内包されているようだ。一人の人間の中にも好む音楽、味、風景などがそんな感じで複数のレイヤーになって堆積し、それぞれがハーモニーだったり、不協和音だったり、いろいろな響きを構成する。
おっといけない、また脱線したようだが、脱線と脱線をうまくつなぐのが人生の悦楽。なんてね。亀の湯さんは、善光寺近くの素晴らしい銭湯。ゲストハウス1166さんとともに、今回もお世話になる。
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