喜久乃湯温泉
銭湯 - 山梨県 甲府市
銭湯 - 山梨県 甲府市
昨日はパートナーと甲府のお店をめぐりおいしい山梨ワインを飲みすぎてしまったため、今日は穏やかに過ごすために、とドーミーインを出て、前回もとってもほっこりしてしまった素晴らしい銭湯の喜久乃湯温泉に。
太宰治も通ったという銭湯は、脱衣所を飾る(?)昭和初期からあるかのような広告看板が素晴らしい。
そして基本料金が400円でサウナ込みというのも素晴らしい。それに大小タオル、シャンプー、石鹸を足して、確か合計620円。
まずは身体を洗い、浴場の真ん中にひょうたん型にくり抜かれた内湯のうちの一つにつかる。ちょっと熱めなのだが、このお湯も温泉なのかしゃきっとしていて気持ちが良い。
そして奥のサウナは80度くらいか。ここにまずは5分ほど。
そして浴場スペースに戻り、28度くらいのかけ流し冷泉湯につかる。
外の景色と光がふんだんに入るようになっていて、そちらに顔を向けて、座っていると5分〜8分くらいがあっという間に経ってしまう。
山梨には冷泉文化があると思うが、ここにもそれが現れているのか、なんて思いながら、このひんやりとしながらも穏やかでやわらかい水にくるまれて、身体も穏やかにリラックスしていく。
そのすぐ下には同じ冷泉を加熱した40度ほどの温泉がある。冷泉とこの加熱風呂を繰り返すだけでも、非常に気持ちが良いのだが、さらにサウナがあるため効果絶大である。
結局、サウナ、冷泉、加熱風呂を各3回ずつくりかえして、時にひょうたん型内湯をはさみ、すばらしい時間を過ごす。
前回、冬に訪問したときには、外が極寒だったために、パートナーと同じタイミングで脱衣所を出て外で合流できるようにと、番台のおばさまが男女それぞれの脱衣場を目視しながら、われわれに互いの着替えの進捗を教えてくださった。「あちらは着替え終わったわ。さあ、あなたも出なさい」との一言で、私も外に出たのであった。
サウナ、冷泉、加熱風呂、差し込む光、年月がつもった脱衣所と番台、これらの総和を上回る良さがあると思うのだが、その良さがなかなか言葉にしづらい。
訪問するのは二度目だったが、今回もとてもお世話になりました。喜久乃湯は甲府訪問には欠かせないな、と今回も思う。
男
コメントすることができます
すでに会員の方はこちら