男
- 85℃
聖地巡礼は興味がないのだけど、所縁やいわれのある場所に来るとときめく。なんとここは創業1926年、太宰治が通った銭湯だという。そういえば甲府を「シルクハットをひっくり返して旗を立てたような地」とかなんとかって太宰が書いてた記憶。甲府で書かれた太宰の作品はどことなくユーモアが漂っていて好きだ。
午前からの雨雲が過ぎ去り、ついでに冬も連れて行ったらしい。朗らかに晴れた空は春そのもので、風呂上がりの一杯はさぞかし美味しいだろう。まぶしいほど青い空を背景に見えるは、長い年月を経た古く渋い建物。暖簾をくぐり木の下足入れにスニーカーを預けて番台へ。各所に年季の入った張り紙。どんなことでも張り紙。浴室見取り図なんかも貼ってある。430円払いサウナ込みって。経営努力に頭が上がりません。見上げれば高い位置にズラリと広告看板。圧巻の迫力で写真を撮りたい気持ちをぐっと堪える。
とても年季が入っているけれどきれいにお掃除されていて、洗面器も椅子も丁寧に並べられている。まずは自分ひとり。小さな石鹸で体と頭を洗いながら、窓から注ぐ自然光に癒される。シャワーやカランの出もきちんと安定。
まあるい浴槽は循環式。ふたつの浴槽はすこし温度が違い、入口側の方が少しぬるい。その奥に加温された40度くらいの温泉と、水風呂として使われているらしい源泉が並ぶ。源泉以外の浴槽に浸かりながらぼんやり予熱。ジェットとかバイブラとかない。実にシンプルで静かで時間を忘れる。
サウナはL字2段。バスタオルを尻の下に敷いて座るのがルール。デフォルトではマットが敷かれているが心許なく、確実にタオルは敷いておきたい。昼間は電気が消えており、かわりに高い窓から外の光が差し込む。これがとても良い。自然光サウナ好きなんだよなぁ。テレビもBGMもなく静か。背中と、恐らく床下に熱源がある格納式なので、温度計では80度とあるものの表示よりしっかりと熱い。床に置いた足裏がアチチで、時々腹筋で持ち上げる。誰も来ない。静か。
サウナから出たら続々とお客様が増えていた。仲良しマダム二人組のおしゃべりを聞きながら汗を流して水風呂へ。この水風呂がとても良い。温度はぬるくて25度超え。しかしえもいわれぬやさしい感触。ずっと浸っていたい。ここのサウナはこの水風呂に入るための助走なのだと思う。
露天なく外気浴スペースなし、でもサウナ室の前にプラ椅子が置かれていて休憩できる配慮。後から来られたお客様とタイミングを慮りつつくつろぐ。とてもマナーが良くて素敵なお客様。次々いらっしゃるお客様は皆さんそんな感じで、とても穏やかな気持ちで過ごせる。脱衣所に貼られた太宰夫人の随筆も大変興味深く読み入った。
甲府駅から15分ほど歩くと現れる、外見も中身も味わい深いガチレトロ温泉銭湯。昭和元年創業。太宰治も通ったらしい。銭湯を好きでよかったと思うのは、長い歳月が過去の歴史で終わらずに、人々の生活の営みに溶け込んで今に続いているのを感じられるこんな出会い。番台に広告看板から古い木のロッカーや籠の脱衣所、これだけ長く使われてても清潔感のあるマーブルタイルの浴場、そして少しトロッとするような、肌に潤いが宿る美しいお湯。湯けむりの奥に、まさか渋い隠れ家のようなサウナまであるなんて。
朝からどわーっと雪。松本からの特急は満席で、なんとか赤と黄のランプの席に移り座りながら甲府まで。甲府で完全満席になるから立ち確定。なら、降りちゃおう。松本でドーミー、菊の湯とすでに二回お風呂入ったけど、もうやりすぎてなんぼだ。初めて降りる甲府。ぼた雪で松本とは雪質が違って積もってない。寒い中帰りにほうとうを食べてあったまると心に決めて歩く。温泉が待ってると思うと寒さも嬉しい。
こちらは10時からやってて、到着は12時前。番台にはもさっとした男性。淡々とされてるけど嫌な感じはしない。年季の入ったまさにレトロな脱衣所に客は自分だけ。ここだけでもたまらない。浴場は広々。真ん中に半分ずつ分かれた円形の、そして奥に横長の浴槽。ケロリン桶がテーブルの上に綺麗に積まれてる。まだ早めな時間だからか外が寒いからか、カランはなかなかお湯にならないので、浴槽のお湯桶で汲んで洗った。
ほんとは真ん中のお湯はかなり熱いそうだけど、今回は入りやすい温度。寒いからかな。でもお湯の透明感とトロンとしたなめらかさをじっくり浸かって味わえて、これもいい。奥の横長のは加温掛け流しとのことでここはぬる湯。
#サウナ
正直サウナがあるとは思わずに来た。温泉入って湯けむりの奥に目を凝らすと何かある。近づくとまさかのサウナ。バスタオルを敷いてと、有料レンタルもしてるとのことだけど、入るのは追加料金なしなので手持ちのタオルを敷いた。わぁ。随分深く濃く灼かれつづけてきた全面焦茶色の木材。部分的には朽ちてボロさもあるけど、それもまたたまらなく愛おしい。昼だからか窓からの明るさだけ。格納型のストーブ。75度表示。穏やかな熱。雪の山小屋で一人黙々とあったまる。6人くらい入るサイズだけど定員は3人。バスタオルの敷いてあるところが3つだけ。
#水風呂
横長のお風呂の後ろにもう一つあるミニプールみたいな浴槽。そこが水風呂がわり。30度くらい。カランの水は体感10度くらいだけど、ここの方がぬくい。サウナの穏やかな熱さの後は穏やかな冷たさでも悪くない。
#休憩スペース
ととのい椅子一つ。あとはカランのとこ。
ありがたや。
男
- 75℃
- 30℃
男
- 86℃
- 25℃
甲府旅行2日目にお邪魔しました
オープン時間に合わせてホテルをチェックアウトし駅前で朝食を取ってから向かいました
駅からは歩いて10分ほど、険しい山並みが遠くに見えるたび甲府にいることを実感しつつ到着
番台で挨拶をして料金を支払い、藤の籠に衣類を入れて浴室へ
太宰治も通った創業80年を超える店内はそこかしこに歴史を感じさせます
身を清めて入浴、こちらもそうですが甲府市内の銭湯は温泉を引いていてるのでよく温まります
テレビもBGMもないサウナ室は旧家の隠し部屋のようなおもむきで落ち着きます
明り取りの窓からは葉が色付きはじめて黄色い実をつけた木々と瓦屋根が見え、それが旧家の木が生い茂ってあまり人が来ない裏庭とそこに立つ古いお蔵のようにも見え、優しい温度と相まって窓の景色を眺めていればいつまでも居られるように思えます
25℃~30℃と思われる加温なしのかけ流し湯も水量十分でとても気持ちがいい
浴室から脱衣所まで見渡せる位置にある椅子に腰かけ地元の常連の方々の会話などを聞くになく聞きながら休憩をして2セット
常連の方と少しお話させていただき、最後にまた温泉に入ってお店を後にしました
甲府城跡などを見学してから特急に乗り帰宅しましたか温泉のおかげで夜まで肌がすべすべしていました
男
- 70℃
男
- 80℃
- 25℃
今日9月18日は敬老の日で祝日です👴👵
休日なのでちょっと旅に出て甲府のほうに行き甲府駅北西にある喜久乃湯温泉さんに行ってきました💨
100年近くの歴史がありかつては太宰治が通っていたという温泉銭湯です♨️
早速入り口から中の浴場までタイムスリップした感じで昔の看板などが掲示されていて本当に昔ながらの銭湯の印象を受けました。
浴場は開放的で明るいのが特徴的です✨
浴槽は温度の違う浴槽があり全てジャグジーがあり一部はジェットもあります。
泉質はカルシウム、ナトリウム硫黄泉で若干まるみがある感じです。
源泉を利用した水で体を洗い湯船に使ってからサウナに入りました。
サウナは温度計はありますが時計はないので脱衣場のとげを参考にしました。
ボナサウナで2段12人入れると思いますが3人制限で人数内であればマットを移動してOKだそうです。
湿度もあり65℃から70℃ほどと段々と温度が上昇してこの季節でも入りやすかったです🔥
ちなみに通常は80℃だそうです。
水風呂は源泉でぬるい感じで25℃~30℃くらいあるかと思います。
まさにプールに入っている感じでうとうとしてしまいそうです。
ととのい椅子はサウナ室横にあります。
100年近くの歴史がありここで太宰治の作品が誕生したと思うと凄い運命的な銭湯ですね✒️
サウナ:10・12(分)
水風呂:3分×2
休憩:5分×2
合計:2セット
男
- 70℃
- 27℃
今日は休みで特にすることもなく、Googleでサウナ七年前にこの銭湯に訪問した履歴があり、ツーリングも兼ねて大菩薩ラインをゆったり気持ち良く走り抜けて甲府の喜久乃湯温泉へ。14時〜15時頃でイン。
脱衣所に入るなり、幼い頃の夏休みの祖父母の田舎の家の香り… 脱衣所のザ・銭湯という感じがとても愛おしい。
浴場は窓から差し込む日差しのみでとても開放的な落ち着く空間。それぞれの湯船でボーっとする、ここまでのツーリングの疲れに効く良いお湯。
そこからサウナを3セット、サ室はカラッと昭和ストロング。ここも外からの日差し、明るさと静けさだけならばTHE SAUNAと同じである、ここでもボーっとして汗をダラダラと流す。TVも12分計も無いのでとてもリラックスできる。
水風呂は源泉掛け流し、ぬるめな感じで長めにボーっと入っている。
他の常連さんが交互浴的に入ったり出たり、サウナ至上主義からするとキンキンが正義と言われる昨今だが、もしもこれがキンキンだときっと常連さんは入らないし、ここにはここにあるべき愛される水温というものがあるんだなあ〜と。
そんなことを考えていると、水風呂の水面に開いた窓の外に覗く、電線と瓦屋根、TVのアンテナとその後ろの夏の青空が、左手の上に浮かんでいる。それを見つけた瞬間、常連さんがこの水風呂に入って、水風呂に浮かぶ反転した夏の景色が揺れて消えた時、そのまま水風呂でととのってしまいました。八月の最後にここに来れて良かったのだ。
- 2018.08.05 18:40 グレイシー大山@山梨サ活倶楽部
- 2018.08.05 18:43 グレイシー大山@山梨サ活倶楽部
- 2018.08.05 18:44 グレイシー大山@山梨サ活倶楽部
- 2018.09.15 22:50 いきぬく
- 2020.04.28 00:01 ぱぴぷぺぽんた
- 2021.03.23 18:08 さうなりおん