新玉川温泉
ホテル・旅館 - 秋田県 仙北市
ホテル・旅館 - 秋田県 仙北市
①箱蒸湯3分ほど
日本はおろか、世界屈指の名湯と言っても過言ではないであろう、秋田県仙北市の玉川温泉。
日本各地、数多の温泉で「美肌の湯」なんて言葉をよく聞くと思うが、その大半はPH7以上の弱アルカリ性だ。一方、ここ玉川の湯のPHはなんと1.2。胃酸よりも酸性度が強く、包丁が一晩で溶けるとまで言われるまさしく「劇湯」だ。そんな湯が毎分9000リットル(家のバスタブが1秒で溜まるレベル)も湧き出しているという。
さらに、付近では世界で2箇所(玉川温泉と台湾)でしか採れない北投石の産地としても知られ、玉川での湯治でがんが寛解したという噂も枚挙にいとまがないとされる、まさしく「日本が誇る、奇跡の湯」だ。
私自身、前職の過労で適応障害等になり、心身ともにボロボロになりかけていた時、退職できたら休みを使って必ず行こうと思っていた地。
有給を使い、1月3日から飯坂→白布→蔵王→肘折→横手と湯治を続け、1月7日、ついに旅の最終目的地にしてラスボス的存在の玉川温泉に足を踏み入れる日が来た。
まずは前日宿泊の横手から奥羽本線で大曲へ。
新幹線まで少し時間があったので観光案内所に行くとクレヨンしんちゃんが描かれた春日部の大凧がお出迎え(写真6枚目)。ひろしが秋田出身なのは知っていたが、漫画版によると出身は大曲なのだそう。
その後駅のカフェで朝兼昼食を食べ、新幹線で2年連続2回目の田沢湖駅へ(昨年末は乳頭温泉に来ていた)。15分ほどの接続でバスに乗車し1時間10分ほどでついに新玉川温泉に。(冬は自家用車で立ち入れず、田沢湖駅からの1日4往復のバスでしかアクセスできないので注意が必要だ)(写真8枚目)
7日から3泊での滞在。ヒバ香る件の酸性湯に入ると体に沁み渡る…と同時に、脇腹や背中の汗疹がとんでもなく滲みてくる。
日付が経つにつれて慣れると思いきや、逆にピリピリが強くなる(おそらく酸で汗疹が細かい水膨れになり、そこがかさぶたのようになることで、余計に滲みるのだろう)
そしてその酸性度の強い湯に、普段サウナに入り慣れている私でも、15〜20分ほど入浴しただけでその後は部屋でぐったり。こんなに緊張感があり、入るのに覚悟がいる温泉は初めてであった。
それでも数日経つとその効果を実感するというのだから驚きだ。(どなたかがブログで、「毒をもって毒を制す」と言っていたが、玉川温泉を形容する上でこれ以上ない言葉であった)
帰京後、新たな勤務先への初出勤を清々しい気分で迎えられると信じて。
8日に及んだ湯治旅も今日で終わり。雪国の潤った空気と成分たっぷりの温泉漬けの8日間で肌はツルツルに。しんしんと雪が降る東北の地で心身ともにリラックスできた。
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