南部の湯 ドーミーイン本八戸
ホテル・旅館 - 青森県 八戸市
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令和2年10月のサウナ旅その⑪
ドーミーインでの朝サウナは5時から開始だが4時に目が覚める。ドキドキ感を抑えられなくて浴場へ。
エレベーターで13階に上がると、湯上りサービスとしてピルクルが山積みされていた。心配りが嬉しいです。
浴室に入ると既に数名の方が入浴されていた。みんな朝早くから元気だ。シャワーを弱目にしてじんわり感を味わいながらゆっくりと時間を過ごす。露天風呂に入る為に屋外に出ると夜が明けようとしていた。昨日は暗くてよく見えなかった街並みが見えてきた。
サウナ停止時間が終わる5時を回ったので入室する。一番乗りだ。だが温度計は88℃を指しておりまだ暖まっていない。少し長めに時間を過ごす。テレビでは某国営放送の番組で旭川の銭湯がコロナ禍の影響で今夏休業した時を様子が流れていた。「一生の仕事にしたかった」という店主の言葉に悔しい気持ちが伝わってきてきた。
水風呂はやっぱり優しい感じがする。
露天にある布の整い椅子で休む。
時折次第に明るくなっていく八戸の街を見下ろす。椅子は網紐で位置固定されていて丁度足を伸ばせる所に壺湯への踏台があるのがありがたい。カラスの鳴き声と瞑想的なBGMを聴きながら時間を過ごす。時々後ろにある露天風呂からの蒸気が風で背中にあたり、これまた心地いい。
壺湯に入る人がいたので足を退ける。ザッブーンと壺湯からお湯が勢いよく溢れ出す。その人が出ていくと水位が下がるため注ぎ口からお湯が注ぎ込まれる。まぁるい壺湯の水面は波打っていたが、お湯が増えるにつれて次第に落ち着いてきて水面が円盤のように見えてきた。
ぼんやり眺めていたら「水面が回転するレコード・注がれるお湯がレコード針」に見えてきた。
レコード・・・
頭に浮かんできた曲は、dead or alive の You spin me round。脳内再生開始。激しいビートの曲なので足首を動かして無意識にリズムを取る。確かプロモーションビデオでボーカルは軽快に腰を左右に振っていた。念の為に振り返って露天に誰もいないことを確認してから体全体でリズムを取る。
壺湯が一杯になると注湯が止まました。
私の脳内レコードも止まり、再び静寂の時間が戻りました。
脳内再生されてる曲も渋くアッパー感に共感し、最後の静寂感…。妙なる表現が素晴らしきでございます。
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