モリ・高城

町のスーパー銭湯。
有名施設や完全なサウナー向けの専門的施設とはまた違った趣のある少し時代を感じるスーパー銭湯。

地元民に愛される「かずさのお風呂屋さん」もまたその一つです。

この施設の特色は飾らない「古き良きスーパー銭湯」という部分だと思います。入館料670円（会員なら620、入会は100円なのでその日に入会&入場するなら720円）という破格の値段。

館内はいい感じに年季のある施設ですが、清掃は頑張っていると感じます。

ロッカーは10円使い捨て式！予め10円は用意しておきましょう。

サウナは90度。意外と広いサウナ。少し床が軋む場所があるのでご注意。テレビがあるタイプのサウナで、最上段は90度の割にはアツアツに感じます。
水風呂は18〜20くらいだと思います。（正確な温度は不明ですが多分ここらへんです）

外気浴スペースにはチェアが3つほどと木製の横長ベンチ（背もたれなし）が一つあります。
このベンチの前の壁にカルト的人気があるあの張り紙があります。
「鳩のえさなのか打たせ湯に米粒をまくのはやめてください
理由がそうでないにしても
絶対にやめてください」
……………露天スペースで過去に何が起きたのでしょう……（こちらは男性側なので女性側にもあるのかは不明です。）

お風呂は数種類あり、露天風呂はそんなに熱くないので苦手な方も安心だと思います。

……ここの施設で個人的に気に入ってるのは「価格帯」と「雰囲気」です。
まず価格帯は入場料は前述の通りお安く、更にフードメニューもそれぞれリーズナブルかつ美味しいものとなっております。本当に美味しい。

雰囲気も気取らずに羽を伸ばせる地元感ある雰囲気となっております。たまにはこういう施設も良いですよね……

しっかりリラックスして満足しました。また来ます。

東京湾を望む袖ケ浦市。近年発展著しいこの土地は、長年スーパー銭湯なら市原や木更津に行くしかなかったがついにスーパー銭湯が誕生。
オープン後しばらく経つが、未だに地域から愛される地元の温泉施設として日々賑わっている。

サウナは休日並ぶ列ができるほどの人気っぷり。外気浴スペースは非常に潤沢に確保されているので、整う場所がない…なんてことはほぼないと言っても過言ではない。90度前後のサウナにはテレビが設置されており、12～14人くらいなら入るサウナ。
特筆すべきはアロマロウリュ。私が訪れたのは土曜の夜だったが、20時半手前頃に一度サウナマットの交換があり、そのあとにアロマのロウリュが行われる。

普段はオートロウリュが定期的にされるのだが、このアロマロウリュは一段と「効く」。室内にいい香りが充満すると同時に熱気が体を包み込む。

水風呂に浸かり、外で外気浴を行うと己の体から漂うアロマの香りが自らを癒やしてくれた。なんて効力なんだ。

施設は市街地の中心地だからか、静かに入るというのは難しいかもしれない。ファミリー層も多いし、若い人の集団も多い。
だが、それはそれの魅力というものがあり、「雑踏感」の中、一人で己と対話するのもまた一興だと考える。

お食事処は、リーズナブルでありながらとても美味しい。ドリンクバーも設置されており、座るスペースも多い。お一人様であれば、窓際のカウンタータイプの席を推奨する。

また行きます。