スパリゾート オアシス御殿場
温浴施設 - 静岡県 御殿場市
温浴施設 - 静岡県 御殿場市
昨年のアドベントカレンダーで、ふちうサウナさんが書かれた「逃亡者はサウナを目指す」という記事がとても好きでよく読み返す。
それを参考に、今回逃亡先に選んだのが「スパリゾート オアシス御殿場」だ。新宿バスタから2時間すこし揺られて着いたオアシスは、パチ屋と同化した施設であった。
脇にある入り口は、なんとも薄暗い良い雰囲気。階段はビシビシと、ノスタルジーを醸している。
3階のロッカーは荻窪なごみの湯と同じ匂い。良いか悪いかは人によるか。とりあえず全てを脱ぎ捨てたところで、サウナハットを忘れたことに気がつく。昨日荷造りしたのに。まあいい、ととのわない言い訳は置いていけ。
気を取り直して浴場に入ると、目の前に富士山が見えそうで見えない。ささっと身体を洗って、まずドライサウナ。結構ドライでキャパ多め。テレビもついてて、段数も多いので、入り方も多彩であろう。
サウナを出たすぐ脇の水風呂は、きっかり15℃の湧水。水温以上にしゃっきりとした印象で、とてもいい。モルトベーネ。
まずは素直に外気浴。風に撫でられ、風鈴がチリチリ鳴る様が大変をかしだが、嘘みたいに五月蝿い団体車がいて直ぐに退散。マジで許さん、追い込むぜ?解散へ。という気持ちに。
切り替えて2セット目は、炭酸泉からスチームサウナに。まあこれは入らなくてもいいかな。喉には良さそうな蒸気量。スチームの水滴を拭き取って直ぐドライへ。そして水風呂からプール。これはいい。冷冷浴好きにはたまらないルーティンだ。しかも泳げる。
3セット目のサウナでは、地元のおじさん達が、余った畑で何の野菜を育てるかなどを話していた。もちろんご時世的に壁には黙蒸(とてもいいワードだ)の文字があるのだが、なんだか尊くてずっと聴いていたくなる会話だった。どうか、熱中症やコロナには気をつけてほしいものである。
2セット目のように、水風呂からプールに流れると、先程いたおじさんの1人が、がプールのへりに頭と腕をもたげ、ぷかぷかと浮いている。なんの気なしに真似をして浮かんでみると、ちょうど視線の先にスッピンの富士山。ああ、この景色がいつでも見られるのは羨ましい。今日ここにきてよかったと思いつつ、無事ととのった。
インスタ映えしそうな、ダイヤモンド富士山もつカレーは、残念ながらもつがちょっと臭すぎた。これもまた旅の思い出である。
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