濡れ蒸しガッパ

2020.03.11

1回目の訪問

池袋。
東京でも有数の繁華街であり、家電製品店のお膝元。そしてIWGPの舞台となった街。そんなこの街が僕は嫌いだ。
しかし今回はサウナ王への挑戦も兼ねてこの地までやってきた。

14:30。3人の盟友と合流、これまでも何度もサ活を共にしてきた。
王に挑むとありメンバーにも気合が入る。

9番出口を出て歩くこと5分程。角を曲がると都会の波に溶け込むような唸りをした建物が突如として現れる。
黒を基調としながらも木目がしっかりと映えている。
さながらダンジョンだ。

中に入ると鍵を取りロッカールームへ。
両脇に広がるロッカーはまるでサーバールームを歩いているかのような近未来感だ。
館内着に着替え、9階へと足を進める。

ウェルカムドリンクで喉を潤し、先ずは体を清める。
サ室が4つに水風呂が4つ。
様々な合わせ技を自分次第で組み合わせることができる。

サ室はそれぞれに特徴があり、そして一つ一つのスペックの高さが度を越している。
まさしく『四天王』と言う言葉が当てはまる。
僕があれこれ言うよりもとりあえず1度体験するべきだ。仕事をサボってでも来るべきかもしれない。

そして中でも水風呂の梯子。
これができる施設はなかなかない。
先ずはサンダートルネード水風呂、まさしく雷撃が走るかのような冷たさで瞬時に毛穴が塞がり足先まで冷え切る。水風呂から出る時はまるで生まれたての仔牛のようだ。その次に22度のバイブラ水風呂。そして最後に33度の寝水風呂。この梯子がなんとも爽快だ。

そして外気浴。
外に出ると池袋の雑多な音が聞こえてくる。
喧騒の中に居ながらもゆったりとした時間を感じる。
更には頭上に広がる青い空。流れる雲は自信に満ち溢れ優雅だ。
これで整わない方が不可能ではないか。
計6セット様々な組み合わせでサ室と水風呂を行き来したが、その全ての外気浴でガッチリと整っていた。

サウナ施設に来てこれ程の疲労感を感じたのは初めてのことだった。悪い疲労感ではない、高校の最後の県大会、その最後の試合が終わった後のような爽快感を伴った疲労感だった。

『完敗』
王への挑戦はものの見事に跳ね除けられ、4人全員が飲み込まれた。最後にはシャワーの水圧でさえもが重かった。

サウナ歴が短いとはいえそれなりに色んなサウナを経験したつもりだった。
静岡のしきじが聖地と言われるのであれば、かるまるはまさしく『テーマパーク』サウナ版ディズニーシーだ。
ネズミさんやその他愉快な仲間たちは居ないがサウナーにとっては夢の国そのものだった。

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