にゃんころもちべえ

2023.05.10

1回目の訪問

最近のサウナ施設はどこもよくできているが、入口から感銘を受けた。受付が渋滞する施設が多い中、ここは事前会計とか会員登録とか下足と脱衣所ロッカーの交換とか、一切なし。会計は最後でICキーひとつで全てをカバーしてます。それをコンパクトに受付のお姉さんが案内してる。決して広くはない受付から脱衣所までの動線上に的確に置かれているタオルを手に取り服を脱ぐまで、入館から1分半くらい。システムデザインが完璧⭐️こりゃ中も期待できると、ウキウキで浴場の扉を開ける。シャワーはRefa。ミストが、毛穴を優しく洗浄してくれる。その先に大きな高濃度炭酸泉。体温よりやや高めくらいと、かなりぬるい湯だけど、強炭酸ですぐにポカポカしてくる。
二階へ上がり、最初に「手酌蒸気」という部屋に入る。静かで木の香りのするいいサ室。湿度も高めだが、温度とのバランスがちょうどよい。タイミングをわきまえずに次々とロウリュする人がいて灼熱になる所もあるけど、「ロウリュは砂時計が落ちてから」と張り紙が。細やかな配慮。水のかけすぎはサウナストーブにもよくないしね。
水風呂は涼・冷・凍と、3種も。まずは15℃くらいの「冷」に入る。ちょうどいい〜!
整いスペース、いや「整い部屋」へ。こんな光景、他にない。アディロンダックチェアが30個以上、スーパー銭湯のTV付き安楽椅子のようにズラッと並び、天井にはファンが回る。その脇に間仕切りされた畳敷きの寝転びスペース。バーカウンターもあって、椅子でオロポなどを飲める。二階は黙浴が徹底されており、注文すら指差し式で店員も無言なのは、薄気味悪いと思った。もうコロナ禍じゃないんだから、よくない?そういうの?
次に「昭和遠赤」部屋。所謂ストーブ式ロッキーサウナ。テレビ完備も昭和感?アツアツカラカラの部屋で汗を流す。だいぶ暑くなったので「凍」に入る。8℃。20秒くらいしか入っていられないけど、一気にクールダウン。あまみも出てきた。しばし畳スペースで横になる。
次に「蒸喜乱舞」という真ん中にサウナストーブのタワーが聳え立つ広めの部屋へ。オートロウリュ中に大音量でEDMが流れ、ライトが七色に変化する。レイブか。
水風呂後に「戸棚蒸風呂」という謎の部屋に。今日イチ驚いた。蒸気で気管が焼けたかと。顔も熱い。何これ居られない!と思ったら湯煙に並ぶ顔たち。よく見たら、ここは湯船に入りながら上半身をスチームする蒸風呂らしい。腰掛けると立ってたときほどの顔への蒸気アタックはなくまろやか。入室時には身を屈めて入るのがいいかも。
最後に「瞑想」という暗闇のボナサウナで椅子に座ってぼんやりした後、階下の炭酸泉で再度温まってから浴場を出た。
サウナ東京、その名に恥じない名施設でした!

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