秋の宮温泉郷 湯けむりの宿 稲住温泉
ホテル・旅館 - 秋田県 湯沢市
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巻の百六十 あさぼらけ
昨夜の豪華な夕食にはじまり
風呂あがりのキャンディーを両手で頬ばり
夜鳴きそばを2人前食べる暴挙を犯し
寝る前に
無料の缶ビールと缶チューハイで深酒を決め込む。
そんな本能のままに自堕落な夜をすごせば
当然に朝は起きられなかった。
開浴の5時に まにあわず 気づけば6時。
なんとかベッドをぬけ出し
部屋付きの檜風呂でゆっくりと目を覚ました。
いそいそと作務衣に袖をとおし
“湯かご”にタオルを押し込み
男女入れ替えとなった大浴場へと急いだ。
昨夜とはちがうコンパクトな浴室を
幸運にも朝から独り占めできた。
露天にある大小な壺湯や檜風呂を
順番に楽しみ、今朝も贅沢にあふれさせ
サラリと稲住温泉流儀で“あたたまった”。
本来、朝からサウナに入ろうとは思わない。
身体をあたためる程度の入浴なら好きなのだが
夜のようなサ活は怖くて気おくれしてしまう。
身も心もビビって縮こまる始末。
サウナ:3分 × 1
掛水:1回
休憩:10分 × 1
合計:1セット
おそるおそる開けたサウナ室の扉。
五人も入れば満室となりそうなタイトな作りだが、
狭いゆえに朝から102℃とハードコンディション。
ダラけた身体にムチを入れてくる。
耳のキワがヒリヒリとしてくる超ドライ。
これじゃあ汗が出るまで時間がかかる。
砂時計で3分経過したのち終了とした。
じゅうぶんに汗の出ていない体では
こわくて水風呂にも入れない。
ガツンとくる水温にビビり
さっと掛水で終了。
尻尾をまいて退散したあとは
一番“ちいさい”壺湯に いだかれながら
朝食のことだけを考えた。
これ朝食よ😳
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