千歳乃湯えん
温浴施設 - 北海道 千歳市
温浴施設 - 北海道 千歳市
普段はニセコで働いている。
実家は千歳にある。
当方の職場は秋と春、それぞれ1週間前後お休みを頂く業種であるからして、
真っ暗闇、他に車もほとんどない美笛峠をおっかなびっくりドライブして、なんとかたどり着く。
孤独だ。
ホント、あんな山道田舎道を制限速度で走っていたら、世界に自分一人しかいないみたいな錯覚を起こす。
自分一人しかいないのに、制限速度を守るって何なんだろう、とかね。
……アッ、鹿だ!
なんで鹿って見てるとさびしくなるんだろう、とかね。
奥山に紅葉踏みわけ鳴く鹿の 声きく時ぞ 秋は悲しき 猿丸
えんさんのサウナは、実にマイルドだ。
良くも悪くもオールドスタイル。
綺麗な造りの館内に、低温と高温、二種のサウナが並んでいる。
……のが本来らしい。今は、低温サウナは何か設備の都合で高温サウナになっており、テレビのあるないの違いだけだ。
ない方は、モーツァルトっぽいクラシック音楽がずっと流れている。
水風呂は水深120センチととてもいい。
バイブラありなのは好みが分かれるだろうが、そんなのがっちり身体を熱くすれば済むことだ。
高温サウナでまだマイルドなら、高温湯を上手く活用したいところ。
そして、非常に賑わっている。
そう、千歳は、種々の要因で人口増加が続いている道内でも珍しい自治体の一つなのだ。
おじさんおじいちゃんが多いかと思えば、子ども連れの親御さん、友達連れの学生さんと、それぞれがほぼ同じくらいの割合でいて、(黙浴推奨中だからホントはよくないけど)みんな楽しげに風呂に浸かっている。
これもまた、なんというか、社交場として機能していた銭湯が生き延びたのが、ここなんだな、という風ないわく言葉にしがたい雰囲気を感じた。
う~ん……。
やっぱり、孤独だ。
2セットキメて、一年ぶりにおふくろに顔を見せに行く。
えんさんの鳥ステーキ丼、食べたかったけどラストオーダーに間に合わず。
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