鳴海温泉
銭湯 - 愛知県 名古屋市
銭湯 - 愛知県 名古屋市
鳴海に来たなら、やっぱり寄ってしまう鳴海温泉。
脱衣所で、広いといえないロッカーにコートやら何やら押し込んでいたら
隣のロッカーのおっちゃんが一言、
「こんなに混んでると思わんかったわ〜」
「えっ、そうなんですか??」
これでは、いつも来ていない客だとバレてしまう。
浴場に一歩足を踏み入れたら、もうそんなことはどうでも良い。
確かにわちゃわちゃとお客が錯綜している洗い場、浴槽
サウナ室も常時4、5人が立ち代わり入れ替わり
コンパクトなサウナ室でも改装されていて過ごしやすい。
ストーブが見えないのでどこから熱が送られているのだろうか。
チェーンのネックレスをつけたままのおじさんが入ってきて
静かにしていたかと思えば、他のおじさんが入ってきたら
おもむろにボソボソ、話をし始める。
若い人のテンション高い声は耳障りに思う時もあるけれど
おじさん達の日常会話は、それほど気にならない。
というか、自分が外様だし。
水風呂に向かったら、一見こわもてのおじさんが
先に入っていて、遠慮がちに横からお邪魔したら
おじさんは立ち上がってゆっくり出て行った。
人は見かけで判断してはいけない。
休憩で一旦脱衣所へ出るものの
椅子とベンチは濡れた裸で座って良いのか躊躇われる。
立ったまま目上の液晶テレビを見上げ眺めて
2セットでさっさと服を着て銭湯を後にする。
声のしっかりした番頭のお姉さんに借りた無料のタオルは
使用済みを手渡すのはさすがに憚られるため
番台のカゴにそっと放って後にする。
欲望に従うと単価の良い施設に行きがちな中
ワインコインの先頭にさっと立ち寄ると、
逆に書き殴りたくなるエモさが、節々あります。
男
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