2020.01.20

1回目の訪問

はやくはやくはやく。
俺は急いでいた。どこへ?水風呂へである。

このところプライベートでストレスフルな生活が続き、サウナだけでは自律神経が維持できなくなった俺は、ヨガの教えに救いを求めることにした。

ホットヨガ、リフレッシュのレッスンに参加。ちなみに肛門をきゅっと引き締める運動をヨガではムーラバンダと言い、これをすると肛門のチャクラが活性化。全身に力がみなぎる。らしい。
時々電車の中でもやっているが、なんとなく背徳的な気分になるのはまだまだ俺の修行が足りないせいだろう。ヨガの深淵…。

レッスン終了後。
熱々に蒸しあがった体を早く冷却したい。はやく、冷めないうちに。
シャワーで全身を洗い、足早に水風呂へ。

サウナの時とは違う、体の芯までが熱い。水風呂に入ってもなかなか熱が引かない。3分ほど冷却したところで一旦整い椅子へ。
山手線の発車ベルが聞こえる外気浴スペースは、旅情を掻き立てる。

火照った体が落ち着いたので、サウナへ。
全身の汗腺が「マジっすか。まだ出すんすか。も〜勘弁してくださいよ〜」とゴネているのが聞こえたが無視。
テレビでは菅原一秀元大臣がなにやら頓珍漢な謝罪会見をしていた。

ガバガバになってしまった毛穴からは、サウナに入った瞬間無尽蔵に汗が流れ出した。汗腺達ももはやヤケクソだ。お祭り騒ぎだ。
あまりにも出るので怖気付いた俺は、5分ほどで撤退。このままではヨガの修行どころか、色々すっ飛ばして即身仏になってしまう。
もう一度水風呂に入って身を清め、本日は終了。
ちょっと怖かったけど、最高の気分だった。

同ビル内にある成城石井でビールを買い、今日はお休みだし、このまま電車でどこかに出かけようかな〜などと思いながら大塚の街を歩いていたら、スーツ姿の若い男におっパブのキャッチをしつこく受けて、せっかくヨガとサウナで整えたチャクラが少し汚れた感じがした。

「俺のどこが平日の昼間から姉ちゃんのオッ○イを愛玩したがっている男に見えるというのだ。無礼な若造め。俺は今ヨガと行水をやってきたのだぞ」と憤慨したが、平日の昼間から片手にビールを持って歩いていた俺が悪かったのかもしれない。

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