こまき楽の湯
温浴施設 - 愛知県 小牧市
温浴施設 - 愛知県 小牧市
街に溶け込む癒し処
尾張小牧のオアシス「こまき楽の湯」
疲れ果てたサラリーマン達に紛れ
サウナに没頭する私はいつしか
このオアシスの近くに引っ越してしまうほど
魅了されてしまっていた
週3回は通う私のホームサウナ
「こまき楽の湯」
地元民に愛されるスーパー銭湯でありながら
サウナをはじめとする充実した施設には
老若男女問わずリピーターが多い
そして私がここまでサウナにはまってしまった
”きっかけ”がここにある
サウナに魅了され
サウナーとしてまだ駆け出しの頃
いつものようにホームサウナへ足を運んでいた
大浴場にて体を清め
露天風呂に浸かり
いつものようにサウナに入った
ここのサウナは5段のタワーサウナで
温度計は98℃を指している
タワー最上段は体感100℃は超えており
サウナマットからこぼれた太ももが
熱々に熱された床に触れると
おもわず「あッ・・・!」と
女性のような声がでてしまう
サウナ室のテレビはいつもテレビ朝日が流れ
「科捜研の女」を観るのも日課になった
当然、犯人逮捕までは入っていられないので
サウナから水風呂へ
水風呂は18℃
毎回楽の湯にきて思うが
この水風呂は本当に18℃なのかと
疑問に思うほど冷たい
その日は10月頃で
外は若干肌寒い気温だった
いつものように体の水を拭きあげて
今は亡きデッキチェアに腰をかける
目を瞑りゆっくりと深呼吸
上がった心拍数が徐々に下がっていく
深い呼吸ができるようになり
頭の中に大量の脳内物質がめぐる
しかしこの日はいつもと違った
全身の力が抜け、朦朧とする意識の中で
まるで空から落下しているような感覚
合法的トリップとはこの事だ
そして一瞬にして目の前に静寂が訪れ
森の中で水面に一滴の水が落ち
小鳥達のさえずりが聞こえるような
優しい時が私を迎えてくれる
目をあけると鋭く研ぎ澄まされた感覚
これまでのととのいとは次元が違う
私は1セットで完全にととのっていた
私は過去にこれほどのととのいを感じたことはない
気温、時間、疲労度、体温、ストレス
すべての条件が完璧にそろったあの日
私はこの時のことを「ファーストインパクト」と呼んでいる
サウナはその日の体調や気温に左右されやすい
ととのいたくてもととのわない日もある
だがしかし、これもまたサウナの醍醐味である
ととのいを求めて私はサウナに通う
―――――「ファーストインパクト」にまた会えるまで
おっと、
こんな時間だ
それではオアシスで会いましょう
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