鷹の湯
銭湯 - 北海道 札幌市
銭湯 - 北海道 札幌市
今日も今日とて暑い。窓を全開にし2台の扇風機をフル稼働させたところで暖簾に腕押し、ぬかに釘、悟空にアクマイト光線だ。
じっとしていようと腹を決めてテレビをつけると、当然のように五輪中継。一流選手の技、力、メンタリティは暑さで弱った心に響く。
しかし一方で「え⁉︎お前マジか⁉︎」という選手を目にすることが稀にある。
100m走がわかりやすいだろう。スタートで見事に出遅れ、その後の加速は全く伸びず、息も絶え絶えでダントツ最下位フィニッシュ。「え⁉︎お前マジか⁉︎」と言わざるを得ない。
とは言えだ。彼のフィニッシュタイムを見れば、素人のそれではない。十分に速い。彼がポンコツなのではなく、周りが凄すぎるのだ。つまり相対的な問題だ。私は鷹の湯に向かった。
鷹の湯の「熱め」浴槽に比べれば30℃そこそこの外気など、氷河期といってよい。これも相対的な問題だ。
3セットをこなした時点で外に出てもよかったが、氷河期はまだ遠い。〆に「熱め」へ身体を浸した。
熱い。震えるくらい熱い。この火照りを維持したまま外に出れば、氷河期の到来だ。
汗を拭き取りスムーズに着衣。待ってろ太陽!カモン氷河期!レッツ恐竜絶滅!
外に出た瞬間「あっつ…」と呟いたことは墓場まで持っていこうと思う。
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