定山渓万世閣ホテルミリオーネ
ホテル・旅館 - 北海道 札幌市
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どうも、脳内が常に「ととのい」を求めている私です。
前日からミリオーネに宿泊していた私、数時間前には、あの北斎の波がド迫力の男子風呂(オートロウリュ側)を満喫済み。
しかし、宿泊者にはその上に、さらなる至福の時間があるのです。それが…
AM3:30からの男女入れ替え風呂への入浴!!
そうです、日帰りでは絶対に入れない、宿泊者限定の超・超・超早朝特典。同じ宿で、夜と朝で全く別のお風呂に入れるという、二度美味しいシステムなのです。
超早朝にもかかわらず、いるんですよ、おじさまが5人ほど!
皆さん、この特権を知るミリオーネの猛者たちか?私が身体を洗い始めた瞬間から、まるで「入れ替え制」であるかのように、ササッと上がっていく。
きっと、ご自身のミッション(入浴)を終えた、クールなスパイたちに違いありません。
いざ、サウナ室へ。
室内に入ってすぐ、私は小さくガッツポーズ。
セルフロウリュ、できる!!!
数時間前の男子側が豪快なオートロウリュだったのに対し、こちらはストーブを境に席が分かれていて、自分のタイミングでアロマ水がかけられる!
この「オートとセルフ」の違いが、宿泊者限定の粋なサプライズでした。
静寂の中、ロウリュの芳しい蒸気を浴びて、たっぷり堪能! 体の芯まで温まり、気分は最高の多幸感に包まれます。
最高の「ととのい」状態で、いざ湯船へ。ここで、壁画を見て私は悟りました。
数時間前に見た男子側は、葛飾北斎の富嶽三十六景『神奈川沖浪裏』
ド迫力の波がすべてを飲み込む、力強いアートでした。
しかし、この深夜の入れ替え風呂の壁画は…
可憐な「北海道の草花24種」のイラスト!
このギャップに心を打たれたのか、ロウリュ後の極限に幸せな脳ミソに、なぜか突如として「謎のマイルール」が発動しました。
「よし、この24種の草花を全部暗記できたら、この風呂を上がることにしよう!」
ロウリュで覚醒したこの脳なら、いけるはず!と謎の自信。
• 1つ目:ライラック…(余裕)
• 2つ目:スズラン…(余裕)
• 3つ目:ハマナス…(余裕)
• 4つ目:カラフトハナシノブ…(……え? 何フト…? 忍者かな?)
開始からわずか3分、4つ目の強敵「カラフトハナシノブ」に早々に惨敗!
サウナ後に、人間の脳が使うべきは記憶力ではなくリラックス機能だったようです。
深夜に人の少ない大浴場は贅沢でしたが、サウナ後の暗記は苦手みたいです。
北斎の波に勝てなかったのに、カラフトハナシノブにも敗北するという、なんとも情けない結果に終わりましたが満足いく宿泊でした。
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