トントゥ修行僧

2022.11.20

1回目の訪問

その1
埼玉県草加市。秋の夜長に9度という肌寒くなってきたこの季節、
建物の低い道を車で進んでいると、
それは突如として、目に飛び込んでくる。
かの有名ならっこちゃんのマークと効仙薬湯と書かれた大きな看板。

その堂々たる出現に思わず、おお~、と感嘆の言葉が溢れだす。

ここが噂の、否、伝説の草加健康センター。
全国のサウナ―にとって聖地と崇められるほどのサンクチュアリだ。

館の前には、巨大な駐車場。23時にして、車が埋まっている。

入口をくぐると、受け付けコーナー。
正面には、らっこちゃん関連のグッズがたくさん。
さすが、お土産品にも力を入れている。

脱衣所を抜け、いざ、浴室スペースへ。

まず驚いたことは、若いお客さんが多く、
それは同時に、サウナに魅了された人々がここに集まっている。
サウナ―ならわかる礼儀やマナーは皆、最低限守っている。
いわば同志の集まりとも呼べる。

そして、もう一つ
意外なことに、コンパクトな作りだ。
かと言って、狭くもなく混雑を感じさせることもない。

効仙薬湯は、黄色く濁っており、匂いも強い。
しかし癖はさほどなく、身体はすんなりと受け入れる。
面白いのは、浴槽の底面が凹凸になっており、歩いていると気持ちいい。
しばらく浸かっていると、身体が小さな電気をまとったかのようにぴりついてくる。
なるほどこれが、薬湯の効果か。思わず唸る。

外への出入りスペースの前に、氷まみれのクーラーボックスが。
どうやら、そこに自分のドリンクを入れて、いつでもキンキン状態のドリンクが
飲めるらしい。素晴らしい心遣い。

露天スペースには、草津温泉から持ってきた草津の湯が。
硫黄の香りもして、正真正銘の温泉だ。

その正面には、サウナの入口。
草加健康センターは、サウナと水風呂は露天スペースにある。

冬の寒い時期は、さぞかし寒さとの我慢で大変だろうと、感じたこの思いが
まさか、後で打ち砕かれることになろうとは。。。


温泉を堪能して、準備はととのった。
さあ、サウナへ入ろう。

文字制限のため、次に続く。

  • サウナ温度 95℃
  • 水風呂温度 15℃
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