滝本洋平

2020.09.11

1回目の訪問

仕事の合間に錦糸町。
押上の「大黒湯」の姉妹店として、そして銭湯を愛する方々のクラウドファンディングによって生まれ変わった創業88年を迎えた「黄金湯」へ。

エントランスで既に驚かされる。
番台にはDJブースがあり、牛乳やポカリ、さらにはクラフトビールなども売られている。
入らなくてもわかる、これまでにない新しいスタイルの素敵銭湯やーん。

いざ浴室へ。
壁には『きょうの猫村さん』でおなじみのほしよりこさんが描いた絵巻物風の背景画が描かれていて、ちょっと見入ってしまう。

なんだか滑らかなシャワー(軟水なのかな?)で頭と体を洗い、サウナエリアへ移動。
ここからは別料金。500円を支払って、紙のリストバンドを巻いた人だけが入れるスペースだ。
コンクリ打ちっぱなしの廊下を抜けると、サウナ・水風呂・外気浴のスペースが広がっている。

サウナ室にはビート板を持ち込むスタイル。
2段ベンチで10〜12人座れるくらいのコンパクトサイズで、平日の昼なのにほぼ満席状態。すごい人気。
麦飯石とヒバで作られたオートロウリュサウナで、温度計の表示は96℃。湿度があるし、輻射熱もいい感じなので体感温度はかなり高い。
壁には砂時計。テレビも12分計もない。

3セットすべてオートロウリュに当たったので、かなりの頻度で行われているんじゃないかな。
ロウリュ後もちょっとずつ水が滴っているので、常に石からジュジュジュと音が聞こえてくる。静かな空間なので、その音がまた心地良かった。

サウナ室前にある水風呂は、奥行きがある大きなサイズ。深さも90センチあり、ライトで水中が照らされている。「青の洞窟のよう」と聞いていたが、たしかにそれを彷彿とさせる雰囲気。
温度計は16.5℃を指していて、実にちょうどいい水温だった。
(3セット目は内風呂の水風呂へ。24℃あって羽衣を纏ってゆっくり)

外気浴スペースもなかなかいい感じ。
椅子は8脚。手前の3脚に座ると、首振り扇風機によって定期的に風が届けられるのでオススメ。
奥の椅子に座って見上げると、黄金湯の高い煙突がのびていて風情を感じる。

サウナ上がりは「番台バー」でポカリを買って、ベンチで一休み。
この後、2階に休憩スペースもできるよう。
まだまだ進化しそうで目が離せない。

一度消えかけた火を、サウナの力で再び大きく美しく灯した黄金湯。
さまざまな人の想いがのった素晴らしい銭湯でした。

  • サウナ温度 96℃
  • 水風呂温度 24℃,16.5℃
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