りょう

2020.02.29

26回目の訪問

爆風ロウリュ19時に合わせて入館。

まず驚いたのは土曜日にも関わらず、館内が空いてたこと。新コロナの影響か自粛ムードがSKCにも押し寄せる。それでもロウリュ時はサ室が満席に近くなった。サウナに皆集まり、元気になる。非常に良い事だ。本日はSSKさん監修のもと、ENDさんと新しい方がロウリュを担当。一週間ぶりなのか何なのか、一発目からガンギマリな展開。やっぱすごいなここは。

一週間ぶりのSKCで激烈にととのった夜空を巡ったのは、子供の頃の野球の記憶だった。野球ばかりやってたあの頃だ。なぜ今日そんな記憶が蘇ったのかは分からない。何だったのか。新しいブロワースタッフのミヒラさん?ミラさん?が中日の昔の誰かに似ていたからか…。

もしかしたら野村克也かもしれない。とうに2週近くは経ってしまったが、巨星が逝った。92年、93年のヤクルトvs西武。日本シリーズ。中坊だった私はブラウン管に映る野球の頂で、稀に見る名勝負に心奪われていた。野球の全てがそこにあった。必然と偶然。死球を巡る善悪。ヒリヒリするような掛け合い、心理戦。入念に考えられた中継プレー。たまに起きる事故のような安打。7戦終わって残ったものは美しさだ。勝ち負けを越えた美しい筋書きの無いドラマだった。これを思春期に観た私は当然、野球の虜になる。ベースボールではない。野球なのだ。もとより熱狂的な巨人ファンである。40を超えた今でも盛んだ。その讀賣の象徴たる茂雄長嶋を完膚なきまでに叩きのめし、一芸に秀でるが総合力はけして高くない職人の如き燕軍団をセリーグ王者にした魔法のような采配。含蓄あるコメントや類稀なる野球脳。他の誰よりもタレントだった。ノムラスコープは野球中継の革命だろう。

些細な事が気になり、眠れなくなる日がたまにある。大抵は仕事の事なのだが、野村が死んだ日に1992年、93年の日本シリーズの事を考えていた時もそうだった。無性に観たくなったのだ。文藝春秋から出ていた総集ビデオは実家にあったはずだが、結婚して10年を越えた今、もう残ってはいないだろう。ただ、もうあのような野球は観れないかもしれない。片時も目を離せない、心の底からワクワクするような野球を。そんな事を考えていると悲しくなった。大事なものを置いてきて遠くに来てしまった感じがした。そしていつ間にか寝ていた。朝まで爆睡。

野球とSKCは何ら関係が無い。あるのはSSKという野球用品メーカーくらいか。極めて失礼だが、これも全く関係がない。関係あるのは私の脳内だっただった。

野村克也という巨魁が去ったプロ野球だが、野球に魅入られた人々の記憶からはけして失われることは無いだろう。

りょうさんの湯乃泉 草加健康センターのサ活写真
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