【池袋には帰れないサウナがある】

タイトルにはそう書いたものの、私は泣く泣く夢から覚め、後ろ髪を引かれながら池袋西口を去った。

本日最後のセットは「薪サウナ」。時も場所も忘れてただただ無になって蒸された。自分中で「無」と「蒸」が融合した。
体の芯まで蒸され、14℃台のアクリルアヴァントで冷やし、直ぐ横のインフィニティチェアに倒れ込んだ時、私はもうここから離れたくないと思った。

あさチャン夏目三久さんの最後が思っていたの違い、そのモヤモヤを晴らすべく、今日は夢の国聖地「かるまる」へ。

ここには数多のサウナーが求める全てがあると思っている。
広く清潔で静寂な空間、柔らかなホスピタリティ、使い勝手の良いロッカー、マナーを理解し実践する紳士達、豊富で高級なアメニティ、数々の本格的なサ室、グルシンから不感温度まで色とりどりの水風呂、内も外も沢山のととのいチェア、そして食事処・休憩処・宿泊の充実した各フロア…。

当にユートピア。夢の国だ。私にとってここはディズニーサウナ。

普段は浴室に入りっ放し派の私だが、余りに施設全体の居心地が良く、今日は途中休憩を挟み、13時過ぎに入店し、気がつけば20時近くまで滞在した。

浴室だけではない。休憩フロアも夢の国。
気が付いた時にはここで日を跨いだ人は数え切れないのだろう。
がしかし、今日はまだ木曜。明日は月初であり、下半期のスタートでもある。私に至っては夢の世界で朝を迎える訳にはいかない…。

最初、リクライニングチェアに身を沈め、下半身にふかふかのブランケットをかけ適当にTV番組を眺めていた。
暫くして軽く寝落ち。このまま深い眠りの谷へ落ちて行きたかったが、今日は我慢。

そして、今後のための下見とスマホの充電を兼ねてコワーキングスペースへ。
この部屋は通話がOK。時折仕事関係の通話が室内に響く。基本的には静かなスペースだからその音は丸聞こえ。

丸聞こえ。人の声。
そう言えば、久しぶりに人の話し声を聞いた。ここ「かるまる」には沢山の客が訪れるが、誰一人として会話という類いの声を出す事はない。館内の至る所で黙が普通に徹底されている。

決して聞き耳を立てている訳ではないのだが、余りにその音がクリアに聞こえるものだから、会話の中身が半ば強制的に耳に入ってくる。
いずれの紳士達も、職種や立場は違えど仕事においても紳士なようだ。会話の端々から、どの御仁も良き営業マン、良き上司、良き経営者たる方だと想像出来た。

夢の国を生んだ街池袋。私はかるまるがお城に見えた。

情緒的な話しをしていたらもう文字数の限界。あぁ夢から覚めたくない…。

歩いた距離 0.5km

焼け石にアロマ水さんのサウナ&ホテル かるまる池袋のサ活写真

  • サウナ温度 85℃,45℃,90℃,90℃
  • 水風呂温度 14.2℃,28℃,24.8℃,8.2℃
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