Tetsuya. A

2023.02.27

349回目の訪問

朝イチの水風呂 14℃で、ズッキズキ
サウナ室は、98℃で、ちんちんだ

ご常連たちのトークテーマは、ロシアがウクライナに侵攻して 1年だってよ、早えなあ、だ

つい先日、旧正月明けに、明治神宮に御祈願に行ったときのことを思い出した

ボクは、東京でも特に貧乏で退屈な町、足立区の千住で生まれ育った。その後、15歳から文京区、大学卒業後は豊島区、その後は世田谷区で過ごし、何ヶ国かでそれぞれ数年ずつの海外生活を経て、ここしばらくは中央区で生活している。が、お参りはずーっと明治神宮に行っている。いつしか、参拝だけではなく、きちんと御祈願をするようになった。自身の厄祓いも歴代の車たちの交通安全祈願も子供たちの初宮詣、七五三詣などもずーっと明治神宮だ。昨年だか一昨年だかは娘の成人の御礼参りにも行っている

20年くらい前からだろうか、初詣も 1月の年明けではなく、旧正月に行くようになった

今年の初詣も旧正月である 2月10日を待って行ったのだった

旧正月当日の御祈願はソコソコ混むが、それを過ぎるとガラガラだ
ボクが行った時も、平日の午前中の回ということもあり、5名だった
過去ボクひとりだけのことも何度もあり、ボクのためだけに演奏や舞が行われるのは気が退けるものだ

今回ボク以外は女性で、祈願祭が始まると参列者の住所や名前、願意が読まれる

願意はいろいろあるが、まあ大体は、除災招福、家内安全、厄祓、商売繁昌、身体安全、健康祈願、心願成就、必勝祈願あたりだ
たまに、良縁祈願も聴こえるが

今回も、3名は厄除祈願だった
女性は、19歳、33歳、37歳に厄年があるので、多くなるよね
ボクはいつも通り、除災招福だ

そして、最後のひとりの願意が聴こえた
な、NA、ナ、なんと、「世界平和」だった

ガツンと殴られたくらいの衝撃だった
ボクはこれまで、自分のことや、家族のこと、親戚のこと、自身の会社やスタッフのこと、近しい友人のことしか考えていなかった…
社会のことや日本のこと、もっといえば世界のことなど御祈願のときに考えたこともなかった…

彼女は、誰だかわからないけれど…、わざわざ旧正月明けに明治神宮に来て、初穂料最低 5千円を払って、自分のことではなく、「世界平和」を祈願するなんて、なんて素晴らしいんだ

そういう人がいるということでとても晴れやかな気持ちになったものだ

ボクは、サウナ室でご常連たちの話を聴きながら、参加するわけでもなく、心の中で、ウクライナやロシアの国民の安寧と平和を願うのであった

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