極楽温泉
銭湯 - 大阪府 豊中市
銭湯 - 大阪府 豊中市
大通りから細い道に入ってから間もなく、住宅街の中にポツンと現れたその銭湯は、一見すると普通の風呂屋でサウナなどはありそうもない出で立ち。しかし、ここには素晴らしいサウナがある。
番台で入湯料とサウナ代550円を支払い、サウナ用のバスタオルを棚から取り出す。
静かながらも賑わっている一階の浴場へは行かず、浴場右手の螺旋階段を上って二階へと向かう。この二階には、小さな熱めの風呂と四、五人は使用できる洗い場、水風呂、サウナがある。一階とは違い、サウナのために用意された空間と言っても過言ではない。昔ながらのカランとシャワーで頭と身体を洗い、風呂に入ってバイクで冷えた身体を温める。その後、二階奥にある94℃の遠赤外線サウナ室へ。湿度があるため息苦しさを感じることはないが、しばらくすると徐々に汗が噴き出し始める。小さな砂時計があるだけなので、サウナ室を出る頃合いは自分の身体に聴くしかない。背中を汗がとめどなく流れ、爪先がしっかりと温まるまで待つと、身体の芯まで熱が入り込んでくる。
そして水風呂へ。体感は15℃くらいか。常に水が流れ落ちてくるので、30秒も浸かると鳥肌が立ち始める。それはとても心地よい瞬間。
浴場には椅子などは無いが、洗い場の椅子や壁沿いにある物を置くスペースなどで気持ちよく鼓動を沈めることができる。そのため、休憩場所に困ることは無い。
3セット目の水風呂からあがり、腰掛けた椅子に身体が沈み込んでいきそうな感覚を感じながら、最後の休憩時間を過ごした。
帰り際に番台で挨拶を済ませ、身体の芯から温もった状態のまま家までバイクを走らせた。
男
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