【エモ磯】

「大磯ロングビーチ 今年もプール開き!」

私が生まれ育った町では、曇天の続く6月下旬ぐらいになると、毎年こんなニュースが町民たちを賑わせる。
割引券が出回り、レアなタダ券の入手にみんなが躍起になる。
オシャレな「OISO」のロゴをあしらった、キャンペーンガールなるキレイなお姉さんのポスターが、普段は寂れた駅舎の壁に何枚も何枚も貼られていく。
小さな港町がいよいよ夏へ向けて活気づいてくるーー幼いながらもワクワクした、今でも私の好きな季節だ。

当時、私はロングビーチのスイミングスクールに通っていた。
プール開きの準備が着々と進められる広大なプリンスホテルの駐車場は、毎年、有名人たちの来場を告知する巨大なポスターで咲き乱れた。
光GENJI、田原俊彦、近藤真彦、松田聖子、工藤静香…本当にそうそうたる顔ぶれだった。
あまり興味はなかったけれど知ってはいたし、普段テレビに出ているような人ばかりだったから、こんな田舎に来るだなんて、何だか妙な気分だった。

ロングビーチ、もといプリンスホテルは西武グループが経営母体なので、ほかにも西武ライオンズの選手たちのポスターが季節を問わずに貼られていた。
幼子ゆえレオくんの着ぐるみに絡まれてギャン泣きしたのも、今となっては懐かしい。
この時代のライオンズは黄金期で、リーグ優勝どころか日本一も当たり前だった。
青い軍団は無敵だった。
その4番バッターは、私にとって紛れもなくヒーローだった。
それが、清原和博だった。



あのころに覚えた「大磯尋常小學校應援歌」の歌詞「我らは山にかち登り」のところですが、「徒歩で登山する」って意味なんだと今さらながら気付きました(「御徒町」の「徒(かち)」)。語感でなんとなく「勢いよく登る」みたいな感じだとずっと思ってました。お恥ずかしい。そりゃ、霊峰高麗は車なんかじゃ登りきれませんものね。
せっかくなので、文語文法的にも特に熱い、そんな3番の歌詞を、勝手に現代語訳しておきます。

我々大磯健児であるのなら(海水浴場発祥の地であるここ大磯の)海(おそらく照ヶ崎海岸)水浴をすることで、健康で立派な身体を鍛え上げてほしい。
我々大磯健児であるのなら(風光明媚な相模丘陵の)山(おそらく高麗山)に自らの足で登ることで、曇りのないまっすぐな精神を磨き上げてほしい。


サ室:フ10分、岩約25分(寝落ち)、パ5分、テ5分、フ8分
水風呂:1分、アイスルームでぼーっとする ×2、なし、30秒
休憩:外大、外大、なし、外中、外大
一言:水風呂がもっとキンッキンならなあ。
とはいえ外気浴のシチュは最上級。

🈂️大臣™️@オロポ大好きさんの大磯プリンスホテル THERMAL SPA S.WAVEのサ活写真

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  • サウナ温度 86℃
  • 水風呂温度 20℃
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