宮沢湖温泉 喜楽里別邸
温浴施設 - 埼玉県 飯能市
温浴施設 - 埼玉県 飯能市
10月に入った。車はまだ納車されない。
パフォーマンスの低下も落ち着いて来て、納車されていないという状況になれ始めていた。
これではいけない、そう思った私は10月最初のサウナは喜楽里別邸に決めた。
納車されていようがされていなかろうがサウナにイキたかっただけだ。
日曜日の喜楽里は未だ経験したことがないほどの混雑具合を見せていた。
しかし、いるまの湯とは比べ物にならないほど騒音混雑比だった。
こんなに人がいてもこれほどまでに静かなのか。
入館料の高さとはそういう事かと感じた。民度の高低差とはそういう事なのだ。
夕暮れに染まる宮沢湖を眺めながら入る露天風呂はイチロー風に言えばほぼイキかけた状態だった。すみません。
喜楽里には手ぶらで行く主義なので私はサウナハットも、メガネも持たずサウナ室に入った。
メガネが無いので時計も見ない。テレビも見ない。
テレビでは円楽さんを偲ぶ笑点が流れていた。
私は時計も笑点も見ず、音声だけを楽しみながら自分の限界と戦っていた。
時間というものに縛られない自分の肉体と会話をする事に専念するサウナというのも実に良い。
目を閉じ、自分のペースでサウナを楽しむことが出来る。
そして限界を迎えた私を待っているのは、いるまの湯よりも冷たい喜楽里の水風呂だ。
冷たい。実に冷たい。
ベッドへ寝転がるとメッツァでやっているであろうイベントの音楽が風に乗って聞こえてきた。
夏はあっという間に私達の前を過ぎ去り、気づけば秋になっていた。
時間の経過は大人になるに連れて早くなる。
サウナ室では10分も耐えられない私が、気づけば20分近くも外で休んでいた。
肌寒さを感じた。秋から冬になるのもあっという間だろう。
今しか享受できない自然を存分に楽しみ、濃密な時間を過ごしていこうと思う。
早く納車日は来い。
男
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