アクアリゾート いるまの湯
温浴施設 - 埼玉県 入間市
温浴施設 - 埼玉県 入間市
私は、いるまの湯に向かった。
3連休のど真ん中であることに気付く由もなく、いるまの湯へ向かった。
ただの日曜日だと思っていた。
土日祝日は喜楽里は割高になるのに対し、いるまの湯は料金据え置き450円だから当然のようにいるまの湯へ向かった。
まさか、この日がいるまの湯、開業24周年の周年記念を開催している3連休の中日であるなんて事は全く想像もしていなかった。
駐車場まではいつものいるまの湯だった。下駄箱から様子がおかしい。
館内がざわついている。猛烈な雨が降った時に戸惑うムクドリたちの鳴き声の様なざわつきが館内を支配していた。
そして、券売機に並ぶ人々。その最後尾に私も並んだ。
10枚綴りの回数券が通常4400円のところ4000円で売られていた。
そして、人混みをかき分けながら浴場までたどり着くと、とにかく人の多さがすごかった。私の知る限り過去一か二くらいの混雑度だった。
下茹で、水通しを済ませてからサ室に入ると、イツメンが談笑していた。
一般的なサウナではサウナ室で会話は厳禁とされているがいるまの湯では張り紙こそあるものの、実効性はほぼない。
「回数券、今日の分は売り切れだって言われて買えなかったんだよ!!」
「ワハハハ!嫌われてんだよ!!」
そうなのか、4000円で売られていても手に入るのは一握りの選ばれたいるまの湯戦士なのか。私のように夕方ごろ現れるような人間は相手にされてないことが、自分の身を切ることなく、知ることが出来た。
しかし4000円だの4500円だの、まるでタバコのカートンの様だなとふと、外気欲中に感じた。
私はタバコをやめてかれこれ7年目を迎えている。
タバコを吸っていた当時は1日1箱くらい吸っていた。
いまや非番の日にサウナには450円。かるまるやSKCに行けば5000円くらい使うときもある。
禁煙しても貯蓄が増えないロジックを目の当たりにした気がした。
まぁニコチンタールにおかされてるわけでは無く、健康的に気持ちよく汗を流しているだけなので今の方が健全か。
そうして自分のサウナ出費をひとり正当化しながら、喫煙所ではなくスチームサウナで煙に包まれた。
夏だ。
今年はタバコじゃない、煙にたっぷり包まれて夏を楽しんでいこうと思う。
ありがとう、いるまの湯。また来ます。
男
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