ぼくのかんがえたさいきょうのフィンランドサウナりょこ〜 – MY PERFECT PLAN to Travel and Enjoy with Finland Sauna –

サウナイキタイ アドベントカレンダー 6日目の記事です。

Moi !! フィンランドサウナを愛するみなさんこんにちはこんにちは。どうも、フィンランドサウナアンバサダー、じょうひろし（@johiroshi）です。

来る2019年は実は日本とフィンランドの国交樹立100周年。フィンランド政府観光局の方々が国を挙げて様々なイベントを仕掛けられています。

”フィンランドサウナアンバサダー”制度もその一環。今、日本で熱い(ダブル・ミーニング)サウナ・ブームを後押しすべく、僕の考える最高のフィンランド・サウナ旅行プランをプレゼンします！

じょうひろしってどんな人？

サウナ歴は2年ほど。サウナ⇄水風呂の交互浴を知ってから間もなくフィンランドへ旅行する。が、当時は知識も少なく1週間の滞在にもかかわらず訪れたサウナはたった数カ所。日本に戻り北海道・静岡・名古屋・神戸・福岡など各地のサウナを巡るうちにサウナ沼にドップリ嵌まる。近頃はサウキャン、サウナイトなどのイベントへ通いながらフィンランドサウナへの造詣を深める。趣味はアイルランドのセットダンス。

自己紹介を終えたところで、まずは旅のコンセプト！

旅のコンセプト

• キング・オブ・サウナ、スモークサウナに沢山入ろう！
• ラップランド・湖水地方・ヘルシンキ、各地のサウナを巡ろう！
• 公衆サウナなど、現地の人と交流しよう！

キング・オブ・サウナ、スモークサウナに沢山入ろう！

スモークサウナ(Smoke Sauna)はフィンランド語ではサブサウナ(Savusauna)で、「煙のサウナ」を意味します。日本では長野県小海町のフィンランドヴィレッジにしかない(?)ほど珍しいサウナです。

スモークサウナの醍醐味と言えば室内に入った瞬間に漂うスモ〜キ〜な香り。燻製やスコッチウイスキーが好きな方はきっと気に入るはず。もちろん香りだけでなく熱さ、心地よさも言うことなし。スモークサウナの後に湖に飛び込む体験は何事にも代えがたいものです。

ラップランド・湖水地方・ヘルシンキ、各地のサウナを巡ろう！

フィンランドは日本から最も近いヨーロッパと呼ばれ、首都ヘルシンキは北緯60度に位置する上下に長い国です。ラップランド（ラッピ県）はフィンランド北部で北極圏。湖水地方はフィンランド中南部、ヘルシンキから電車で2時間ほど北上したところ。湖水地方にあるタンペレは2018年に”Sauna Capital（サウナの首都）”と名乗りを上げ、全35箇所の公衆サウナがあるそうです。

公衆サウナなど、現地の人と交流しよう！

フィンランドには約300万個のサウナがあるとされ、3人に1人がサウナを持っていることになります。サウナはフィンランド人にとって当たり前に存在するもので、自宅に持つ人も多く、日本人におけるお風呂のような位置付けと言えます。また、日本における銭湯のような、誰でも利用できる公衆サウナもあるので、日本から旅行する方でも気軽に入ることができます。

……と、前置きが長くなりましたが、スケジュ〜ル！

スケジュール

1日目　3/2(土)　東京からフィンランド！ヘルシンキの公衆サウナ
2日目　3/3(日)　ラグジュアリ〜なサウナ体験、セイタ・フォレストスパ！
3日目　3/4(月)　七つ星サウナ！セブンスタースモークサウナ！
4日目　3/5(火)　サウナ・キャピタル・タンペレ！（1日目）
5日目　3/6(水)　サウナ・キャピタル・タンペレ！（2日目）
6日目　3/7(木)　ヘルシンキの湖サウナとニューサウナ！
7日目　3/8(金)　ラップランドへもう一度、サーリセルカ
8日目　3/9(土)　ヘルシンキ・サウナ・デイ！
9日目　3/10(日)　〆のサウナセウラ

ヘルシンキに何度か分けて行ったり、ラップランドに行ったり来たりしたり。少々忙しない旅程となっているのは各サウナの営業日に合わせているからです。

公衆サウナは曜日によって営業されないこともあるので事前によく調べましょう。また、営業日であっても、祝日や夏期・冬期など時期に応じて営業時間が変わることもあるので、事前確認をしておくと安心です。

「ヘルシンキ多くない？」と思われたフィンランドサウナ好きの方々、ご辛抱を。最後までお読みいただければきっとご満足いただけるはずです。

ではではさっそくさっそく、フィンランドサウナ旅に出かけましょう！

お出かけの前に – 公衆サウナへの持ち物 –

• 水着
• サウナハット
• サンダル
• バスタオル
• 防寒具
• 現金
• フィンランドサウナへの愛。

フィンランドの公衆サウナは男女混浴のところがあるので、水着は必須です。水着やタオルのレンタルができる公衆サウナもありますが、レンタルできないとこもあるので用意すると良いでしょう。

また、夏期冬期ともにサンダルを持って行くとGood。湖まで歩くときや、冷たい雪の上を歩くときに重宝します。ホステルでの室内履きにも便利。

支払いではクレジットカードが使用できない場合があります。ある程度の現金（キャッシュ）は持っておくと良いかもしれません。

サウナによっては曜日によって営業していなかったり、予約が必須のところもあるのでどのような営業形態か、事前に調べて行くとスムーズです。

1日目　3/2(土)　東京からフィンランド！ヘルシンキの公衆サウナ

フィンエアーを利用する場合、成田空港を11時に出るとヘルシンキ・ヴァンター空港に15時過ぎには着きます。着いたらさっそく、疲れた体をほぐしに行きましょう。ちょっと泳ぎに、ウルヨンカツ・スイミング・ホール。

このプール、なんと裸で泳げます。利用時間が男女で別れているので、人目を気にする必要もありません。もちろん、水着の着用も可。カモメ食堂の舞台の一つでもあり、サウナー以外の方々にも馴染みのある施設です。サウナはスチームサウナ、電気サウナ、薪ストーブサウナの3種類。

ただし、夏期はオープンしていなかったりするので、営業時間に注意です。

お次は同じくヘルシンキ市内のコティハルユン・サウナへ。

コティハルユン・サウナ（Kotiharjun Sauna）はヘルシンキ市内にある公衆サウナ。大きく書かれたSAUNAのネオンの下で外気浴するフィンランド人の画像、どこかで見たことありませんか？サウナ室は薪ストーブサウナにより暖められますが、コンクリートの床が歩けないほど熱くなります。

街中にあるので当然湖もなく、サウナで暖めた体を外気浴で冷まします。雪の中にビールを突っ込んでおいて、サウナ上がりに飲むと美味しいとか。

コティハルユン・サウナを堪能したらそこから徒歩5分で行けるサウナ・アルラへ。

サウナ・アルラはコティハルユン・サウナと並ぶ伝統的な公衆サウナの一つ。ストーブは天然ガスと薪で暖めるタイプ。写真だとボロく見えますが、清潔に保たれているそうです。

ホームページが画像一枚でシンプルかつオシャレなのがひろし的にポイント高い。

そして本日の〆はヘルシンキの都市型サウナの代表格、 ロウリュ。

ロウリュは近年建てられた新し目のサウナ。薪ストーブサウナとスモークサウナの2種類があり、サウナを出たらバルト海に飛び込めます。ヘルシンキ都市部で入れるスモークサウナはここだけでしょう。

22時〜0時まで営業しているので、日中に他のサウナを満喫した後の〆に行けばサウナをはしごできるのでオススメ。美味しそうなレストランもありインスタ映え間違いなし。

この日のスケジュール
11:55　成田空港発
15:10　ヘルシンキ・ヴァンター空港着
16:00　ウルヨンカツ・スイミング・ホール着
17:30　ウルヨンカツ・スイミング・ホール着
18:00　コティハルユン・サウナ着
19:30　コティハルユン・サウナ発
19:35　サウナ・アルラ着
21:00　サウナ・アルラ発
21:30　ロウリュ・ヘルシンキ着
23:00　ロウリュ・ヘルシンキ発、お宿へ

ウルヨンカツ・スイミング・ホール（Yrjönkatu Swimming Hall）
営業日：火・木・土・日（男女によって時間が異なるので公式チェック推奨）
入場料：5.50 €

コティハルユン・サウナ（Kotiharjun Sauna）
営業日：火〜日　14:00-21:30
入場料：13 €

サウナ・アルラ（Sauna Arla）
営業日：
水・木・金　15:00-21:30
土・日　　　14:00-21:30
入場料：14 €

ロウリュ・ヘルシンキ（Löyly Helsinki）
営業日：
月・火・水：16:00-22:00
木：　　　　13:00-22:00
金・土：　　13:00-23:00
日：　　　　13:00-21:00
（土曜日のみ朝8時～10時まで営業）
入場料：19 €

2日目　3/3(日)　ラグジュアリ〜なサウナ体験、セイタ・フォレストスパ！

ヘルシンキには着いたばかりですが、さっそくラップランドへ移動です。ラップランドへ行くにはフィンランドの国内線を使います。ヘルシンキ・ヴァンター空港から、いざラップランド！向かうはクーサモ・ルカ！

クーサモ空港に着いたら、サウナ・バスに乗ってセイタ・フォレストスパへ向かいます。

ルカパルベル（Rukapalvelu）が運営するサファリハウス・ルカにはハーブサウナ、スモークサウナ、伝統的なフィンランドサウナを擁するセイタ・フォレストスパ（Seita Forest Spa）があります。サウナ後には「世界で最もロマンティックなレストラン」と呼ばれるカンミ・大自然ロッジで美味しい料理を食べましょう。

利用料は驚くことなかれ、€395（団体利用時）。でも今回の旅は”さいきょうのフィンランドサウナりょこ〜”なのです。お金に糸目をつけてはいけません。

サウナだけでなく、トナカイそりや犬ぞりなどの各種アクティビティも利用できるそうです。

ちなみにサウナ・バスの利用料は595ユーロ。ロッジの利用料より高い（笑）

この日のスケジュール
9:00　ヘルシンキ・ヴァンター空港発
10:15　クーサモ空港着
11:00　サファリハウス・ルカ着、サウナへ

ルカ、セイタ・フォレストスパ（Seita Forest Spa）
営業日：月〜土　8時〜16時　日　8時〜14時

3日目　3/4(月)　七つ星サウナ！セブンスタースモークサウナ！

3日目！向かうはセブンスター・スモークサウナ！

フィンランドにはSauna from Finland Association（SFA）というフィンランドサウナをプロモートする国営の組織があるのですが、セブンスター・スモークサウナはそのSFAから認められた七つ星サウナ。サウナマスターが準備したサウナで、最高の体験ができること間違いなし。

動画を見ているだけでよだれが出そう。

お値段は75 €とだいぶお高めですが、タオルやシャンプーなどが付いてくるのはもちろん、ウィスクなども含まれます。ロシア料理などの注文もできるそうです。

ちなみにウィスク（whisk）とは白樺の若枝を束ねたもので、ウィスクは英語。フィンランドではフィンランド西部ではヴィヒタ、東部ではヴァスタと呼ばれるそうです。

この日のスケジュール
11:00　サファリハウス・ルカ発
12:00　イソケンカイステン・クルビ着、サウナへ

セブンスター・スモークサウナ（Seven Star Smoke Sauna, Isokenkäisten klubi Avoin Yhtiö）、クーサモ
営業日：ウェブサイトのフォームから予約
利用料：€ 75

4日目　3/5(火)　サウナ・キャピタル・タンペレ！（1日目）

「電車で2時間北上するとそこはサウナ・キャピタルでした」

ラップランドからとんぼがえりし、向かう先はタンペレ。タンペレはフィンランドで最も公衆サウナの数が多く、その数全35ヵ所。2018年にはサウナ・キャピタルとして名乗りを上げ、今最も公衆サウナが熱い街（ダブル・ミーニング）です。ヘルシンキからは電車で2時間。

まず訪れるのはラウハニエミ公衆サウナ。

タンペレ中心部からバスで20分ほどの距離にある公衆サウナ。上の写真だと空いているけれど、すっごく混むそうです。

サウナは大小2つあり、男女別。サウナ室から出た後に湖に飛び込んだり外気浴できるので水着は必須です。

次に向かうは、タンペレ最古の公衆サウナと呼ばれるラヤポルティ・サウナ。

ラヤポルティ・サウナは1906年にタンペレのピスパラ地区に建てられました。サウナストーブが男女共用で、サウナ室は男女別。一方でロウリュをするともう一方も熱くなる仕様で、ロウリュをやり過ぎると各部屋で文句を言い合っているとか。外気浴するときはタオルを巻きましょう。

カフェも隣接していて、外気浴をしながら美味しいソーセージを食べたり、ビールを飲んだりできます。なにより外装がとてもかわいい。夏に訪れると最高にメルヘンな雰囲気が味わえます。

ラヤポルティ・サウナのホームページは日本語の解説もしっかししているので一読の価値ありです。

この日のスケジュール
8:45　  イソケンカイステン・クルビ着発
9:45 　 クーサモ空港着
10:45　クーサモ空港発
11:55　ヘルシンキ・ヴァンター空港着
15:00　ラウハニエミ公衆サウナ着
17:30　ラウハニエミ公衆サウナ発
18:00　ラヤポルティ・サウナ着
22:00　ラヤポルティ・サウナ発、お宿へ

ラヤポルティ・サウナ（Rajaportti Sauna）
営業日：
月・火・水　18:00-22:00
金　　　　　15:00-21:00
土　　　　　14:00-22:00
入場料：? €

ラウハニエミ・公共サウナ（Rauhaniemi Public Sauna）
営業日：
月・火・水　15:00-20:00
金　　　　　15:00-20:30
土・日　　　13:00-20:00
入場料：7 €

5日目　3/6(水)　サウナ・キャピタル・タンペレ！（2日目）

サウナ・キャピタル・タンペレ2日目！お次に向かうのはヘルシンキ・ロウリュの2号店、サウナ・レストラン・クーマ！

クーマはタンペレ中心部、タンメルコスキ（Tammerkoski）川の左岸、プハヤルヴィ（Pyhäjärvi）湖沿いにあるサウナ・レストラン複合施設です。2018年6月にオープンしたばかりのぴっかぴか。

サウナはスモークサウナと薪ストーブサウナの2種類。男女共用・水着着用。平日は夕方までと夜からで価格が変わります。17時までは10ユーロ、17時以降は15ユーロ。1回の入場で1.5時間利用可能。水着、タオルは各2ユーロで借りることができます。

ちなみに”Kuuma”とはフィンランド後で「熱い（Hot）」という意味だそうです。

お次に向かうのは同じくタンペレ市内、トゥーリン・サウナ。

トゥーリン・サウナも今年オープンしたばかり。トゥッリ地区にある若者向けのサウナ。ユースホステルがすぐ近くにあります。

クーマと同じく、タオルや水着のレンタルもできる、身一つで行ける公衆サウナ。

サウナ室は樹齢100年の木を使って建てられているとか。サウナ室は2つあり、どちらも男女共用・水着着用です。街中にあるので、サウナ後は外気浴となります。

最後は少し遠征してカフトア・サウナへ

カフトア・サウナはタンペレから電車で1時間半ほどの距離にある、カフトア湖に面するスモークサウナ。煙突の出来が地域随一だとか。夏期・冬期で営業日が変わるので注意。入場料は€6。2017年のAamulehtiの記事で一番注目のサウナ。

ラヤポルティ、ラウハニエミ、クーマ、トゥーリンの4つのサウナはいずれもタンペレ中心部からのアクセスが良く、タンペレを訪れた多くの方が体験している施設。カフトア・サウナはVisit Tampereの記事を閲覧しているときに見つけたのですが、こうしたマイナー（？）なサウナにも是非遊びにイキタイですね！

この日のスケジュール
13:00　サウナ・レストラン・クーマ着
14:30　サウナ・レストラン・クーマ発
15:00　トゥーリン・サウナ着
16:30　トゥーリン・サウナ発
18:00　カフトア・サウナ着
20:45　カフトア・サウナ発
22:30　タンペレ着、お宿へ

サウナ・レストラン・クーマ（Fin: Saunaravintola Kuuma / En: Sauna Restarant Kuuma）
営業日：
月-土　11:00-23:00
日　12:00-20:00
入場料：10-15 €

トゥーリン・サウナ（Tullin Sauna）
営業日：
月　15:00-21:00
火　15:00-21:00
水　15:00-22:00
木　15:00-22:00
金　15:00-23:00
土　11:00-23:00
日　11:00-20:00
入場料：€14

カフトア・サウナ（Kauhtua Sauna）
営業日：
夏期　水　17:00-20:45
冬期　月・水　17:00-20:45　金　17:00-19:45
入場料：6 €

6日目　3/7(木)　ヘルシンキの湖サウナとニューサウナ！

サウナ・キャピタル、タンペレを満喫したらヘルシンキに戻りましょう。向かうは、カフェ・クーシャルヴィ！

ヘルシンキからバスで40分ほど北上するとカフェ・クーシャルヴィに到着。管理棟には更衣室、シャワー室とカフェがあります。サウナは電気サウナとスモークサウナの2種類。ヘルシンキからすぐに行ける大自然のサウナです。サウナの後はもちろん湖に飛び込めます。森と湖、スモークサウナが揃って、入場料は12ユーロと安い！

スモークサウナは小さいものと大きいものの2種類があり、どちらも暖まるのはお昼過ぎなので、午後に行くのがGood。ただし冬場の週末は混むとか。

サウナから上がったらカフェでビールを飲んだりアイスクリームを食べたり、くつろぎましょう。

湖とスモークサウナを堪能したら、ヘルシンキ市街地に戻ります。。。と、なんだか肌寒くありませんか？寝る前にもう一度サウナに入りたいような…。夜までやってるサウナ、ロウリュ以外にないかな？

あります。2018年にオープンしたてのウーシ・サウナ。

こちらのウーシ・サウナ。オーナーがキンモさんという方で、サウナ・アルラのオーナーでもあります。サウナは電気サウナと薪ストーブサウナの2種類。レストランとバーが併設されており、タオル一枚でくつろげるみたいです。

キンモさんとメールしている際に、「Totonotta!」という言葉を送ってくださったので、日本人が遊びに行ったらきっとよくしてくれることでしょう。

この日のスケジュール
10:00　タンペレ発
12:00　ヘルシンキ着
13:00　カフェ・クーシャルヴィ着
18:00　カフェ・クーシャルヴィ発
19:00　ウーシ・サウナ着
22:00　ウーシ・サウナ発、お宿へ

カフェ・クーシャルヴィ（Cafe Kuusijärvi）
営業日：
電気サウナ　　　毎日9:00-20:30
スモークサウナ　毎日13:00-20:30（大きい方は15時Open）
入場料：12 €

ウーシ・サウナ（Uusi Sauna）
営業日：火〜日　16:00-23:00
入場料：16 €

7日目　3/8(金)　ラップランドへもう一度、サーリセルカ

「サーリセルカ」という村をご存じですか？クーサモやルカよりももっと上にある北極圏の村、サーリセルカ。音の響きが個人的に大好き。ここにも、スモークサウナがあります。その名も「クーラカルティオ・スパ」。

クーラカルティオ・スパには電気サウナとスモークサウナ、そしてアヴァント（氷の穴）があります。氷の穴というのは、冬の寒さで凍ってしまった池や湖などに空けた穴です。アヴァントはサウナ室から歩ける距離にあります。

運が良ければオーロラも見えるかも。

クーラカルティオ・スパまではヘルシンキ・ヴァンター空港からイヴァロ空港を経由して行きます。…と、来たばっかりなのですが、スモークサウナとオーロラを堪能したら日帰りでヘルシンキへ戻りましょう。無理をしてでも帰る理由があるのです。

この日のスケジュール
11:35　ヘルシンキ・ヴァンター空港発
13:15　イヴァロ空港着
15:00　フェル・センター・キーロパー着、サウナへ
20:00　フェル・センター・キーロパー発
21:30　イヴァロ空港着
22:40　イヴァロ空港発
0:15　 ヘルシンキ・ヴァンター空港発

クーラカルティオ・スパ（Kuurakaltio Spa）
営業日：火・水・金　15:00-20:00
入場料：€13

8日目　3/9(土)　ヘルシンキ・サウナ・デイ！

これまで、北極圏のサウナや豪華なサウナ、森のサウナに公衆サウナ、数多のサウナを楽しみました。が、あれれー、「お家のサウナ」には入ってないよ？「フィンランド人にとってサウナは身近なもの」と言いながら、最も身近なお家のサウナに入っていないではありませんか。

とは言え、いきなり「お家のサウナに入れてくれませんか？」などとお願いするのは不躾だし、シャイな(?)フィンランド人に頼めるはずもありません。そんな貴方に朗報。「ヘルシンキ・サウナ・デイ」があります。

ヘルシンキサウナデイは、プライベートサウナを一般の人たちに開放するイベントです。
ヘルシンキにはたくさんのサウナがありますが、使われていないことも多く、普段利用している人以外に公開することはめったにありません。ヘルシンキサウナデイ には、アパートの個人の部屋にあるサウナ、アパートメントの共同サウナ、最近増えてきた公共のサウナで サウナ愛好家の人たちと一緒にサウナが楽しめます。

VisitFinland「北国のサウナ体験 トップ8」より

ヘルシンキ・サウナ・デイ（Helsinki Sauna Day）では、いつもは個人利用しているプライベートサウナをその日だけは公衆サウナとして開放し、みんなで楽しむイベントです。2016年に第1回目があり、来年で4回目。2019年は3/9(土)の開催を予定しています。

開催地はヘルシンキですが、ヘルシンキだけでなく他の地方、はたまた他国でもオープンされるサウナもあるそうです。

ヘルシンキ・サウナ・デイでプライベートサウナを思いっきり味わい、現地の人と交流するのはきっとかけがえのない思い出となることでしょう。。。しかし、一日中人と会っていると疲れてしまうのも人間の性。やっぱり、一人の時間も持たないと。

ヘルカ・ホテルのジュニアー・スイートへ泊まっていかれませんか？

ヘルカ・ホテルのジュニアー・スイートは、アアルトの家具、マリメッコの装飾、そして部屋にプライベートサウナが付いてきます。ヘルシンキ・サウナ・デイの思い出を味わいながら、フィンランド最後の夜をじっくり味わいましょう。

この日のスケジュール
ヘルシンキ・サウナ・デイを満喫して、ヘルカ・ホテルでのんびり

ヘルシンキ・サウナ・デイ（Helsinki Sauna Day）

ヘルカ・ホテル（Helka Hotel – Junior Suite）

9日目　3/10(日)　〆のサウナセウラ

とうとう最後の一日になってしまいました。最後の一日は最高のサウナ体験で締めくくりたい…、でも空港からは遠くないサウナへイキタイ…。

よろしい、サウナセウラに行きましょう。

サウナセウラはヘルシンキ中心部から西に少し離れた、でも遠すぎない絶妙な位置にあります。薪ストーブサウナやスモークサウナなどコンディションを少しずつ変えた計6つのサウナと湖、くつろげるラウンジがあります。

ただし、サウナセウラは会員または会員の同伴でしか入場できないVIP施設。是非行く前には会員の方とお友達になってから行きましょう。

（ほんとは日曜日は営業していないし、オープンも13時からですけどね！さいきょうだからいいんです。）

サウナセウラでゆ〜っくり寛いだら、ヘルシンキ・ヴァンター空港へ急ぎましょう。国際便に乗るときは余裕を持つことが大事です。

「…でも、でも！帰る前にもう一度サウナにイキタイ！」

そんな貴方にうってつけ、フィンエアー・ラウンジのサウナ。

ヘルシンキ・ヴァンター空港にはシェンゲン協定非加盟国ラウンジとプレミアムラウンジの2種類あり、どちらのラウンジにもサウナがあります。入場料は48€/3hと高いものの、フィンランドを発つギリギリまでサウナを楽しめるのはここしかない。もちろん、ロウリュ可。

ただし、2019年5月まではシェンゲン協定非加盟国エリアのラウンジは改装工事を行っており、サウナは閉鎖されているそうです。近々フィンランドに行くご予定のある方はご注意を。

フィンエアー・ラウンジでサイコーにととのったら日本に帰りましょう。

この日のスケジュール
12:00　サウナセウラ着（注：実際には日曜日は営業していません）
14:30　サウナセウラ発
15:30　ヘルシンキ・ヴァンター空港着
17:25　ヘルシンキ・ヴァンター空港発
10:00　成田空港発

サウナセウラ（Fin: Saunaseura / En: The Finnish Sauna Society）
営業日：（詳しくはVisiting Hours参照）
月、女性13:00-21:00
火、男性13:00-21:00
水、男性13:00-22:00
木、女性13:00-22:00
金、男性13:00-22:00
土、男性12:00-16:30、女性17:00-21:00

【現在使用できない】
フィンエアーラウンジ、シェンゲン協定非加盟国エリアのサウナ

結び

いかがでしたでしょうか？全17箇所+α、スモークサウナ、薪ストーブサウナ、個人のサウナ、プライベートサウナ、フィンランドサウナ協会のサウナ、空港のサウナ、あらゆるサウナを余すところなく満喫できる全部載せプランでした！

ヘルシンキ・サウナ・デイを旅程に組み込む都合上、スケジュールを3月にしてしまいましたが、木々の緑映える6月〜8月の時期やキノコが採れる秋の時期もオススメです。嗚呼、フィンランドに毎月イキタイ。

2017年夏にフィンランドへ初めて行ったとき、「ロウリュとかカッコイイ最新のサウナではなく、僕は伝統的なサウナに入りたいのだ」と偏った考えからコティハルユン・サウナやクーシャルヴィを訪れ、もちろん楽しんだものの、日本に帰ってから他のサウナもちゃんと行っておけば良かったなと後悔しました。

ここ数ヶ月、かつてなくフィンランドサウナに関する情報が広まっているので、これからフィンランドサウナ旅に行かれる方には是非とも万全の準備の上で最高のフィンランドサウナ体験をしてもらいたい。あわよくば一緒にいこーぜ！！！

ドイツ、エストニア、リトアニア、スウェーデン、ロシア、色んな国のサウナにイキタイ。

ところで、12月6日が何の日かご存知でしょうか？…そう、独立記念日。フィンランドがスウェーデンから独立した記念日、Independence Dayです。フィンランドでは今日は祝日。きっと今頃サウナで整っていることでしょう。MoiMoi !!

お知らせ

2019年1月16日～26日と3月2日～10日でフィンランドに行きます（1月17日～22日はアイルランドに滞在）。フィンランド美味しいお料理やオススメスポット、知られざる名サウナ、ローカル情報、何でも教えてください！よろしくお願いします！

@johiroshi または @FinlandSauna

17箇所+αのサウナ

GoogleMapにまとめました！
URL: https://goo.gl/maps/RNNVSd7t8M32

謝辞

この記事を書くにあたり、フィンランドサウナを紹介しているたくさんの方々にお世話になりました。どうもありがとうございます。

特に、写真を引用させていただいた各サウナ施設の方々に心からの感謝を。皆快く快諾し、プレス用の高品質な画像を送ってくれたり、「日本語でもいいから見せてね」「こっちでもシェアするよ」などと言ってくださったり、「フィンランド人なんて優しいんだ、神かよ」ってなりました。（こんな気の抜けたタイトルとサムネイルで良いのかｗ）

Thank you for your pictures !!! I really appreciate you. I’m looking forward to see you and enjoy the saunas in Finland in January and March.
Hiroshi

• サウナ – VisitFinland.com
• 公衆サウナの国フィンランド
• フィンランド外務省 – 御朱印帳を持ってサウナへGO！
• My Helsinki
• Visit Tampere
• Tampere Photo Bank by Visit Tampere
• Visit Tampere – The hottest public saunas in Tampere
• Aamulehti – Tiesitkö, kuinka monessa yleisessä saunassa Tampereen ympäristössä voi saunoa? Luku saattaa yllättää
• coyote No.60 Sauna For Beginners
• saunas すべての人にサウナのある生活を Vol.0
• オールドスモークサウナ

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