中国割烹旅館 掬水亭 狭山の茶湯
ホテル・旅館 - 埼玉県 所沢市
ホテル・旅館 - 埼玉県 所沢市
地元、所沢エリアなのに未踏のサウナがあります。それが静かで空いててセルフロウリュまでできるというじゃないですか。なのに足が向かなかった理由は3路線乗り継ぎというアクセス。
というわけで本日、日差し眩しい所沢駅前でしばし黙考の末ついに向かったのは掬水亭であります。
西所沢駅で乗り換えようとするとなんとホームが激混み! ぬぬ、さてはサウナブームに乗って一族郎党衆生こぞってサウナ参りか! やれ遅れてはならじと鼻息荒く先頭車両に乗り込み、西武球場前駅で山口線に乗り換えんと全力疾走でふと振り返ると……誰もいないじゃないですか。どうやらベルーナドームで某アーティストのコンサートがあるみたい。
打って変わって車両に自分1人だけというレオライナーでひと駅5分、西武園ゆうえんちに到着しました。歩くこと数分で掬水亭にINです。
さて、浴室に一歩入ると目の前は緑茶の浴槽と大きな窓。露天風呂の向こうには多摩湖が広がっているのがわかります。ホテルの浴室だけあって明るくて清潔感満点。先客は5名ほどでウワサどおりに空いてました。
洗い場のアメニティはミルクの香りがする花王のラビューティ。シャワーのお湯は小伝馬町ドーミーに匹敵する軟水。ああ、もうこの時点で癒されるぅ。。
サ室は2段ベンチでキャパ8名ほど。ガラスのドアで窓もあるので開放感抜群です。浴槽の湯に反射した陽の光がサ室の天井でゆらゆら。なんだか見惚れてしまってしばらくテレビがないことに気づきませんでした。
室温計は84℃、レンガ囲いの中に小ぶりの対流式ストーブが3台並んでいてセルフロウリュokです。サ室入りした時に3人いた先客が順次退室してソロ状態となり、程なく砂時計も落ち切ったのでラドルを手に取りました。
じょじょわぁッといい音で石が鳴きます。端から順に1台1杯ずつアロマ水をかけると…広がってきたのはじわわわっとした緩やかな熱。鼻ヒリ感はなく、息苦しさもなく、包み込んでくれる優しい熱さです。これが椈水亭の味わいなんですね。各セット8分ほどでしっかり心拍数130を超えました。
水風呂がないのはリサーチ済み。シャワーで冷水を浴びるとそこそこクールダウンできます。ただ残念なのは外気浴スペースにたどり着くには漏れなく露天風呂の中を通らなければならないこと。わずか5、6歩でもせっかく冷やした体で半身浴するのは勿体無い感じです。
とはいえ、ととのい椅子でほっと息をつくと……夏の名残の日差しに葉擦れの音、そして湖を渡ってくる風。。。目隠し塀のすぐ下を走る車の音が若干耳障りではありますが、それを補って余りある最高のととのいシチュエーション。はあ…ととのったあぁ。。
コメントすることができます
すでに会員の方はこちら