カンデオホテルズ大宮
ホテル・旅館 - 埼玉県 さいたま市
ホテル・旅館 - 埼玉県 さいたま市
ついこないだまで半袖でアイスかじっていたのに、いつのまにかセーターが手放せなくなった。
冬のグルメ、何を食おう…
23.4度の地軸の傾きが我々ニンゲンに授けてくださった、四季の厳しさとその恵みに感謝を捧げ本日も冷えた体を蒸していく。
サ室からはすりガラス越しであるが夜景が臨める。
地上14階からのナイトビュー
それがサウナから観られるってなかなかない。
ドライサウナと謳いつつも、温度が下がらない程度に通風口が開いていて、結果程よいウェット感が保たれていた。美しい景色と個人的に好みのセッティングに涙を飲んだ。
水風呂はかなりキンキンに感じる。
小学校のプールの授業で最初に入る消毒槽のように、形式儀礼的に身体を浸して水風呂を済ませる。
露天エリアに移動し、大判のタオルを身体に巻きつけ、ととのいイスに深く腰掛ける。
ビルの最上階なので天井はオープン。
空がよく見えた。
入り込んだ風が優しく身体を撫でては消えていく。
身体が冷えたら露天風呂に腰まで浸かってぼーっとするのもまたよし。
ライトアップされた水面がゆらゆらするのを無心で眺めていた。
気づけば周りに同じことしてる人が何人かいた。
入れ替わり立ち替わり、風呂に腰掛け、真顔で水面を眺めては去っていく男達。
その間、誰一人として言葉を発することがない。
それはまるで、廃線後の鉄道駅で来るはずもない列車を_そしてそれに乗っている誰かを_待ち続けている者のようだった。
男
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