Smart Stay SHIZUKU 品川大井町
カプセルホテル - 東京都 品川区
カプセルホテル - 東京都 品川区
6:00に目覚めてカーテンと窓を開けて決心した。今日しかない、今日こそSHIZUKU大井町に行く。洗濯物を干し、軽く自宅の片付けをするとまず空腹を満たし、もう一度30分寝てから出発。SHIZUKUは宿泊以外時間制だから、眠るのに時間を使うのはもったいない。
大好きな大井町の中でもこの周辺は夜まで人通りがある飲食街だが、
土曜10:30SHIZUKUの前は静けささえただよう。3時間コースで受付を終え、ロッカールームに行くと宿泊者専用ロッカーを使用する若者が数名ちらほらといる程度。淡い期待を抱く。ガラス扉を開けて浴室に入ると期待通りだった。先客は浴室に1名のみ。空いている。ただそれだけだけれど飛び上がるほど嬉しい。
浴室には浴槽が二つ、一つはもちろん水風呂。15度。一番好きな水温だ。サウナに入ると途端に水がチョロチョロ落ちる音が。これがオートロウリュウか。そうかそうか、君がね。多分初体験。
小さくテレビがないサウナ。テレビがあるのも悪くはない、でも今は小さいサウナの静謐な空間に浸っている自分がいる。久しぶりにサウナで瞑想していた。何しろ浴場で2名以上にならない。マーベラス。15度の水風呂と休憩椅子との楽しみで、浴室を出たら11:45。気がついたら1時間超。3時間にして正解。
館内着着用の上、飲食スペースに降りても飲食をしている人はいない。飲まなくても食べなくてもここにいて良いのだ。懐が深いな。数名がラップトップを広げて仕事をしているようだ。漫画もあるし、自由さがまるで漫画喫茶だ。誰も話しもしない。昼ごろなのに静かだ。図書室なみの静けさだったが、多分話をしても怒られる感じでもなさそうだ。でも皆静けさを楽しんでいる。
退館前にもう一度サウナに行く。こんどは2名が浴場にいた。でも4名以上にはならない。再度マーベラス。
ミニマリズムをサウナという形で体現した空間。「サウナを楽しむならこれでいいわよね、これ以上望むことはある?」と天海祐希に問われているよう。感慨に耽る静謐な土曜午前中。あなたはどんな週末を過ごすだろうか。
素晴らしい文章です!
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