北のたまゆら 厚別
温浴施設 - 北海道 札幌市
温浴施設 - 北海道 札幌市
本日
私は真昼間のたまゆらに誘われた
そこにはまるで「千と千尋」の世界が広がっていたのである
受付の湯婆婆に回数券を渡し
脱衣所で正装となる
神々しいまでの光を放つ浴室内に足を踏み入れていく
そこにはあるとあらゆる地の最高の神々が戯れと癒しを求めて集まっていた
ツルピ神様
白髪神
腰曲がりの神
イエス・ヨボヨボ
まだまだ修行の身であろうか?
それでもかなりの位の者であろう大先輩サウナハットさんもいらっしゃった
私の住む夜の世界とは違い全てが輝きを放ち
完成された世界がそこにはあった
若人の姿もチラチラとあったのだが、これがまたとてもとても礼儀正しい者達なのである
夜盗は群れを成し現れるが、昼の若人は素晴らしき者達であった
サ室での一連の流れも申し分無い
皆が規律を大切に
それでいて堅苦しくなく
その時間は流れていった
テレビでは我が日の出る国の領であるスガノカミが御引退の意を述べておられた
ただ一つ
一つだけ言うなれば
サ室の扉を開けた時
確かに私は「おじいちゃんの家」を訪れていた
香が私の脳味噌をそう刺激した
嫌いでは無いその香に包まれたこの時間は私にとっては最高の時間でありました。
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