AKスパ 510グループ
カプセルホテル - 東京都 新宿区
カプセルホテル - 東京都 新宿区
【趣】
コロナ禍になり、色んな人とのコミュニケーションの場が激減した昨今。
良くも悪くも、こちらのサウナは、今のご時世、『非日常』を味わえる場所だった。そんな趣を感じたサ活を最後まで是非読んで頂きたい。
友人との食事の終わり、時間も少なかった為、近場でサウナを検索。歌舞伎町の奥にホテルやホストクラブがある中、堂々とそびえ立つサウナ館。
時間を受付で伝え、料金前払い。細長いロッカールームに荷物を入れ、薄い作務衣に着替え、一つ下の階へ。
休憩所に、金髪&タトゥー満載の若いお兄ちゃん2人。ホストの方々かな?
彼らを通り過ぎ、作務衣を脱いで、いざ浴場へ。
身体をさっと洗い、サ室へ。
50℃くらいのサ室を通り抜けた後に、10人くらい入れる105℃の高温サ室へ。
最初は貸切だったが、パラパラと人が入ってきた。
先程のタトゥー金髪お兄ちゃん2人
優しい顔した大学生3人
黒髪筋肉タトゥーのホスト風男性
筋肉隆々な金のブレスレットをした黒人の方
中国人風の男性
そして私
サウナでなければ出会うことのないメンバーが、同じ熱さの中、
『良い汗を流したい』
その同じ想いを共有して無言で居座る。
これが、サウナの良さ、なのだろう。
コロナが流行り、他人はおろか、友人や家族でさえ、コミュニケーションを取らなくなった。
そして、身内の生や死の瞬間ですら、立ち会えない。
ただ、この3畳ほどの空間に、一生交わることのないだろう人達が、裸で、マスクもなく、同じ目標に向かっている。想像して欲しい。サウナ以外ではこのご時世ありえない風景が広がってるのである。
サウナの温度も水風呂も普通、外気浴の場所もない。でも、このコロナ禍で、このサ室にはそれを超える何かがある。
無言のコミュニケーション。サウナの真髄を本日知った良い日でした。
12分2セットで終了。なんとなく休憩室は怖く感じ、足早に帰宅。
日曜日の歌舞伎町の静かさを感じながら帰路につくのでした。
なんかほっこり。
騙されたと思って行く価値ありのサウナです。
男
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