ノーベル
カプセルホテル - 東京都 中野区
カプセルホテル - 東京都 中野区
昼はピラフで晩飯はチャーハン、会社帰りのサウナは何処にしよう。新越泉のサウナはこのたびの肺病感染拡大防止で無期限休止に。感染を予防するには、人と人との距離をとることが肝要らしく、はたと思い出す。ノーベル。ここならば大して人はいないだろうと思い、久しぶりに再訪。案の定、貸切。
以前に来た時は、床はヌルっとするわ、飛蚊症かと思ったらコバエがいるわで、通うこともなく敬遠していました。とはいえ不衛生ってわけではない(抵抗はある)。自然の原理に逆らうことなく経年劣化のまにまに。ただあるがままに。
壊れて止まったエスカレータを登り、チケット販売機で入浴 2h1,100円(23時までの入店)のボタンを押し、無言の店員からロッカーの鍵を受け取る。ひと気は無い。いやに整然とした奇麗な施設内。廃墟になった都市で、ここだけがあの時のまま時空が固定されて延々と営業してる施設、みたいな空想が映える。建てられた頃であろうバブル期の繁栄を幻視しつつ湯に浸かる。リノベすれば、立地は最強で、かなり良施設になろうというものだが、そんな商売っ気は微塵もなく、ただただその潜在力が惜しい。
からっからっの激乾サウナは前訪の時より熱さが弱まっており、普通に座れるぐらい。発汗まで時間がかかる。水風呂の計器は25℃を指すも、体感は20℃を下回るぐらい。もう一つのウェットサウナは、勇気が無くてまたもや入らず。かつてのバーカウンターにある、うっすい麦茶は飲み放題。いやに広い休憩室の彩度がやたらに低い。侘び系サウナの極北か。あぁ無常。
なんだかんだで嫌いでは無い。
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