朝日湯源泉ゆいる
温浴施設 - 神奈川県 川崎市
温浴施設 - 神奈川県 川崎市
『サウナ』
夜勤明けの疲れた体には沁みる朝日を浴びながらあらいさんと小田急線に乗り込んだ。
車内ではサウナ談義に花を咲かせ、気付くとあっという間に川崎駅に着いていた。
身体はサウナが欲しくてウズウズしている、当然足も早くなる。
鋼管ナントカ行きのバスに乗り、少し歩くと住宅街にひょっこりと、その真新しさを隠すように、佇んでいた。
「ゆいる」
あらいさんは有名人を見つけたかのように写真を撮る、撮る。
とっても楽しそう。
池袋の「かるまる」を連想させる内装。こういうお洒落なサウナが今の流行りなのだろうか。
受付を済ませるとすぐに食堂が見えてくる、胃袋の方もメシを欲して唸っている。
もう制御しきれない。
僕達はさっさと裸になり浴場に向かった。
新しさとサウナとシャンプー類の香りが「早くととのわせろ」と脳を刺激する。
それでも自分を焦らし、まずは湯船に入る。
超高濃度炭酸泉、入った瞬間はぬるいと感じたが、しばらく浸かっていると気泡羽衣に包まれ、じんわり温かくなってくる。
朝日湯、古代の海水が温泉となって川崎の歴史を感じさせる。
いよいよ僕達はそのドアを開けた。
そして、その時が来るのを静かに待った。
「ジュワー!!」オートロウリュ。
勢いよく水が叩きつけられ、ストーンは驚いたように激しく音を立てる。
横に長く伸びた長方形のサ室の温度は急激に上昇する。
熱い、熱い。
僕の血液達が猛烈に反応する。
身体中を熱を帯びた血が駆け巡る。もうなにも考えられない。ただただ12分計の赤針と睨み合い、熱さに堪える。
心臓が限界を知らせた時、僕は部屋を出た。
高さ150cmもある水風呂は潜れる。キンキンの13℃に頭からつま先まで浸かってしまうと、これもまた、もう何も考えられない。
僕は僅かに残った思考で空いている椅子を見つけ倒れ込むように腰を下ろした。
じわじわとその時が来る。重力が消えたようにふわふわと宙に浮くような感じ。まさに天にも昇る。
「はあ、これがサウナだ」
すごい!小説読んでるみたい!!笑 さすがっすね〜😻サウナはまさに合法ドラッグ!!笑 また行きましょ!!🔥🔥🔥🔥
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