KBS

2022.10.03

13回目の訪問

サウナ業界はまだ歴史が浅いので、
その分ブランディングやマーケティングの優れた施設とグッズをよく見かける。


それ自体は悪いことではないけど、
それによって本当に良いものかどうかが語られていない(なかなか気づけない)ケースも多い。


特に、熱中している途中にそんなもんわからないのが人間の性である。
(付き合った最初の3ヶ月の猛烈愛情期間中に相手の欠点とか本質わかるかっちゅーの、的な話で)


で、ここ湯処あべの橋。


ここは確かにブランディングもマーケティングも秀逸で、確実に近年来店者数を伸ばしている。TwitterをみてもInstagramをみても軒並みターゲティングされた層にはまりまくって、1つの近代銭湯経営のお手本的位置とまでみえる。


だか俺が言いたいのはそこじゃない。





結論を言うと、この銭湯は本物だと思うのだ。


ここはかれこれ10数年前から通っているが、ずーーーっとお客さんと距離が近かった。
家族経営で、番台は家族の誰が立ってても明るくて気持ちが良かった。地域密着でお客様を大切にしていた。
加えて、銭湯•サウナ黎明期から新しいイベントやポップ作りも今と変わらず頻繁に行っていた。きっと毎度大変な労力だろうなと思う手の入りようなのだが、一体これ売り上げに関係あるのかと疑ってしまうぐらいの凝りようなのだが、行くたびに新しい風を起こしていた。


当然ながら掃除は行き届いていて、いつ行ってもピカピカな脱衣所•浴室。
(あの広さを毎日はさぞ大変だろうに)
温泉は毎日テルメ龍宮から泉質の良い「天然温泉」を運ぶ徹底ぶり。
もちろんストーンサウナ、水風呂も温度設定素晴らしく、何よりあのクオリティのスチームサウナを変わらず無料提供しているのは、電気代•燃料費が高騰する昨今理解に苦しむほどのホスピタリティ。


ブームにおける広告効果ではなく、
鍛え上げた地肩で評価されている
正真正銘の「ホンモノ」の名銭湯なのである。


だから、尊敬の念を抱かざるを得ない。



いつなんどきも笑ってるバカはいない。
裏には苦しみがある。必ずある。


でも、湯処あべの橋はいつなんどきも笑ってるのだ。
その真の強さに、どれだけ力をもらうことか。


どうしても嫌なことがあったとき、
辛いことを忘れられなくなったとき、
自然と昔からここに足が向く。


今日も100点満点の笑顔と、充実した店内ポップと、高品質な風呂サウナを見せつけられる。



「お前なんか、まだまだだよ。笑え。」


と言われてるようで。

KBSさんの湯処 あべの橋のサ活写真

  • サウナ温度 65℃,85℃
  • 水風呂温度 17℃
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