蒸気の戦略家

諸君、私はサウナが好きだ

ロウリュサウナが好きだ
銭湯サウナが好きだ
テントサウナが好きだ
ドライサウナが好きだ
スチームサウナが好きだ
バレルサウナが好きだ
赤外線サウナが好きだ
薪サウナが好きだ

ホームで　旅先で
都会で　地方で
海沿いで　山中で
一人で　複数人で

サウナハットが湿気を吸い込み、ヴィヒタが肌を打つ瞬間を愛している
汗が流れ落ち、熱が体に染み込むその感覚を、何者にも代え難いと思っている
私は、熱いサウナの室内が好きだ。石に水をかけ、蒸気が立ち上る瞬間のあの緊張感がたまらない

私は座る場所を争い、上段で最高の熱を味わおうとする者たちが好きだ
そして、ついに耐え切れなくなった時に外へと飛び出し、冷たい水風呂に飛び込む瞬間が好きだ

私はサウナ後の「ととのう」感覚が大好きだ。すべての疲れと重圧が解き放たれ、静かに心が整う瞬間、それは至福だ
私はこの熱く、静かで、それでいて激しい戦場のようなサウナが好きなのだ！

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新しい職場への異動を翌日に控え、
心機一転、リニューアルされた北欧サウナを訪れることにしました。

「良い意味で変わらない」との評判を耳にしていたものの、
これまで常に高水準だったサ室だけに、わずかな不安もありました。

しかし、そこにあったのは、いつもの落ち着いた空間。
変わらぬ安心感が、確かに存在していました。

一方で、清潔感はさらに向上し、
体感温度も心なしか上がったように感じます。

菅支配人が『のちほどサウナで』で語っていた、
「熟考の末、元のサウナに戻した」という言葉も、
納得の完成度の高さを体感し、なぜ北欧がサウナ界でこの地位にいるのか、理解させられました。

職業柄、経営理論的に考える機会が多いのですが、
蒸されながら「バイアスとバライアンスのジレンマ」を思い出しました。

これは、乱暴に言えば、不確実性の高い状況下では、
論理的な思考やデータ分析よりも、
直感が優れた意思決定を導くことがあるという理論です。

ただし、重要なのはその直感が、
豊富な経験に裏打ちされている場合に限るということ。

長年サウナと向き合ってきた菅支配人だからこそ、
この判断が可能だったのでしょう。

王道を貫く北欧サウナの未来がますます楽しみになりました。

とはいえ、ダイエット中なのに、あまりに美味しいカレーに誘惑され、
エアロバイクで頑張った努力は、蒸気とともに消えていってしまいましたが。

サウナ：8分 × 3
10分 × 1
水風呂：2分 × 4
休憩：7分 × 4
合計：4セット