しろくま

2022.06.25

378回目の訪問

歩いてサウナ

昼に来て、また夜も来るという通常運転になりつつある夏場のサウナであります。
今宵もまたサ室に誘われなければ凛とした週末を締めるに相応しい挙動が見出せなかったのであります。
多くの銭湯民族が彼の地に足を運び、その身に夏より断然ブチ上がる熱さを叩き込む事こそ次なるステージに行ける何某のような心持ちで臨んでいる次第であります。
関係各所の地元密着型友人達と歓談に溢れる浴室内には本音が歯に挟まったような気配は感じ取れないのであります。
私は毎日本音が喉元を飛び出ない事だらけなのです。本音を叩き込む相手がいるというのは青春の最強の矛なのです。
友人に縋ったことでうまくいかない事だらけだった過去の蓄積が今の自分を生み出したのでしょう。だからこそ転勤して周りに誰も知人がいない環境で自由を満喫できてるのが癪なものであります。
そこに紛れ込んだ僕らはピーナッツのような振りをして嘘で着飾って生きていかなければならない気持ちに至る中でもサ室だけは全部すっぽんぽんになるものなのです。
そりゃサウナで歓談する事で開放的な気持ちで語らえるのはよく分かるものです。サ室でのおしゃべりも私にとったら青春のBGMに聞こえるのです。ドライブ中のラジオみたいなアレ。
梅雨時というのに世間はどちゃくそ熱くて敵わないものであります。
身体から湯気が飛びまくる外気浴の時間もまた朧気が蜃気楼のように目の前を覆うのです。
梅雨が始まったばかりだと思ったらどっかの噂話だと下手すりゃもうすぐ梅雨が終わるとかなんとかだそうです。流石に早すぎるけど、それはそれでいいんじゃないかなってサウナ民族は思うのかもしれないです。水風呂がとてつもなく心地よい季節がもう来てくれるなんてウェルカムでしかないのです。
昼時のサウナと夜のサウナでは込み上げる情念が断然異なるものであります。気持ちが浮つくものであります。
なんとなくゆるふわな感覚で日常を呑気に過ごせる期限も迫り、私にとって3年に一度の転換期が迫ってる足音が聞こえてくるのです。
この真実だけでも胃がもたれていくのは言わずもがなであります。なんとなく転勤前の配置に戻される予感が伝わってくるのです。

歩いた距離 0.1km

  • サウナ温度 96℃
  • 水風呂温度 15.1℃
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