ニコーリフレ SAPPORO
カプセルホテル - 北海道 札幌市
カプセルホテル - 北海道 札幌市
この投稿はただのレビューなんかじゃない。
一人の男の故郷北海道に対するノスタルジックな自己理解を深めた体験談だ。
長くなるが、ぜひ読んで欲しい。
北の聖地、ニコーリフレへ。
その名前は道外を飛び出した自分の耳にも嫌という程入ってくる。
いや、目にもだ。地元の友人達のSNSで何度ニコーリフレに訪れてる様を見せつけられていたか。
何が1.2.SAUNAだ、そう思っていた時期が俺にもありました。
#サウナ
もうのっけからこんな事言ったらバカ丸出しなんだけどビジュが好きすぎる。
扉を開けて真ん前に鎮座するサウナストーブ。
照明もそれだけを照らし、まさに王の玉座。
オーラが違う、なかなか道外を飛び出して全国のサウナ施設に訪れる事が出来ないであろう道民の積年の恨みを晴らしてきた。
このサウナストーブはその風格を感じさせてくれる。
温度はぬるくは無いがマイルド、それでいて湿度が高い。
今までは高温サウナ、いわゆる昭和ストロング系のサウナと意地の戦いを貫く事が好きだった俺にとって悔しかった。
「あぁ、俺が好きなのはこういうサウナなのかもしれない」
理解らせられたのだ。今までの昭和ストロング系が好きな自分を否定された気持ちではなく、こういうサウナが好きな自分もいるんだ、と。
まさに地元北海道に自らの底にあるアイデンティティを救われた気持ちに満たされた。
そうなってからは真心を込めて「1.2.SAUNA」と叫び
顔も名前も知らぬ同郷のサウナー達と北風熱波を浴びた。
サウナと精神は結び付きが強いコンテンツだがまさにそれを体験したサウナだった。
#水風呂
センチュリオンに行った時も思ったがこちらも水風呂がしっかりと広い。
サウナ室から少し離れてはいるが、最早そこは問題には感じない。
温度もちょうど良い、好き嫌いが別れない万人受けする心地のいい温度だ。
#休憩スペース
内気のみで、知名度と比べると椅子の数は少なくインフィニティチェアなどもない。
ただ自分は平日夕方に訪れたので難民になることは無かった。
北の大地で整う事で精神が、いや、魂が北海道に還ってこれた。
北海道の花の都、札幌。
旭川出身ですぐに道外へと出た自分は憧れや妬みが入り交じった複雑な気持ちを抱いていた。
北海道のはずなのにどこか帰ってきた気持ちがなかった。
そんな想いを抱いていた街にある、ここニコーリフレで俺は「北海道に帰ってきたんだ、、、」と言う気持ちを初めて感じる事が出来たんだ。
ありがとう北海道、ありがとう札幌、ありがとうニコーリフレ。
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