サウナ&カプセルホテル ルーマプラザ
カプセルホテル - 京都府 京都市
カプセルホテル - 京都府 京都市
年に一度の恒例行事となった、我が一門の大師匠の墓参りで京都に。
懐も淋しいので移動は深夜バスで抑えたとして、問題は宿だ。京都市内はとにかく宿が高い。どうするべきか頭を悩ませていたところに、たまたまこちらのリニューアル情報を目にして即予約。
祇園の真ん中で、宿泊税込みで1泊4700円は相当に有り難かった。大師匠亡き今、一門の親分的存在で御年67のSさんの宿に近いのも良かった。
Sさんは、昔の活動屋時代のまま生きているファンキー爺さんだが、10年前に心臓を悪くしてからみるみる体力が落ちた。それでも毎回杖を片手に、自分の興味の赴くまま京都を縦横無尽に楽しみ尽くそうとする為、必ず誰かが付き添う必要があり、最近は私がその役を拝命することが多いのだ。
錦の入り口付近にある居酒屋「風景」にて、大師匠の御子息Rさんと合流しての一献も毎度お馴染みになった。
今回は東京から一門5名、熊本からSさん、京都在住のRさんの7名での酒宴は、久々の再会ということもあり大いに盛り上がった。自分の父の墓参りに毎年訪れる私たちにRさんは、毎回「ありがとう」と喜んでくれる。Sさんも終始楽しそうで良い夜だった。
良くなかったのは酒が捗り過ぎ、ルーマに戻ってからはサウナどころではなかったこと。
奇跡的に5時に目覚めてなんとか6階へ。
室内サウナでの短い1セットで様子を見ていると、そこまで酒が残っていない。
これならイケそうだと6時を待って7階へ上がる。
この露天スペースが最高だった。
冬の京都の早朝、外気浴は相当覚悟していたが、平気どころか今までで1番の体験だったと思う。大きめのバスタオルに包まりベンチに横になる。自分の体から立ち昇る湯気の中で、空の色が黒紺から濃紺、そしと青へと刻々と変わっていく様は、陳腐な表現だが幻想的としか言い表しようがない。
飛蚊症が増えてはいたが。
極め付けは喫煙スペース。
朝日に照らされる山並みを眺めながら、素っ裸でする一服。堪えられない解放感と多幸感を味わった。
結局、7階で4セット。
朝食バイキング利用後、皆との集合時間までの短い仮眠から目覚めると、すっかり酒が抜けていた。
ルーマプラザ。
ここは親父の楽園だ。頻繁に訪れることは出来ないが、また絶対に。
旅は宿だ
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