健康浴泉
銭湯 - 東京都 中野区
銭湯 - 東京都 中野区
東中野が東京西部のサウナ銭湯のメッカであることは多言を要さない。しかし、その中でも一番地域密着感がありこじんまりとした健康浴泉が素晴らしいのはなぜだろう。
私もパートナーもこの間、実はこの事を考えていたと今日知る。そして二人とも偶然今日その答えを見出していた。理由は実は複数あり、それらがアンサンブルとなっているため一つ一つ列挙するのは難しい。つまりそれらの総和が合計値を越えた魅力をなしているのだ。
今日まずなによりも気がついたのでサウナの湿度だ。男性側は最大6名(女性側は一段で3名とのことらしい)の二段サウナで一見普通なのだが、入った瞬間に柔らかな湿度が身体を包む。パートナーいわくこれはまるで、こちらの二世代スタッフの方々の優しさのようでもあるとのこと。納得だ。高温なのだがとても優しいのだ。
そして現在こちらでは炭酸泉を用いて入浴剤イベントをしていた。今日は「メロンソーダの湯」だった。番台の「大旦那」はいつもチャーミングなおじいちゃんだが、彼いわく「いや、たいしたことないよ。ソーダってったって飲めないだろ」と江戸っ子の口調で謙遜なさるのが可愛らしい。だが入ってみると緑色の炭酸泉が上からのトラックライトの照明に照らされてなんとも美しい。
番台での「大旦那」との会話も楽しい。素敵な「富士山」と書かれた青いTシャツを来ていらっしゃるので褒めたところ、「もう富士山は登れないけどね、近所のバザーで買ってきたよ」とのこと。
帰りには近所のとても美味なピザ屋「東灯」でピーマン、しらす、からすみのピザと穴子と蓮根のピザをハーフ&ハーフでいただき大満足。
健康浴泉に入泉し、その魅力を味あい出泉するだけでも素晴らしいが、その魅力をピザを食べながら言語化するのもさらに良い。日曜日にかなり良質なりセット経験となった。
男
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