健康浴泉
銭湯 - 東京都 中野区
銭湯 - 東京都 中野区
木曜日の夜、健康的に晩ごはんを食べたからか健康浴泉に行きたくなる。
東中野の小さな宝石、人情あるおじいちゃんが番台にいらして、動線がよく、サウナをつけても料金が810円で、きれいなバッグに大小のタオルがついてくる健康浴泉だ。
パートナーと共に久々の東中野の商店街に行く。まん延防止期間が終わったら遅い夜でも吸い込まれてしまいそうなイタリアンや居酒屋やワインバーや中華料理があり、これは困る。グルメの洞窟のような商店街だ。
それは置いておいて健康浴泉に到着。なんとバイキングで紹介されたらしい。先代のお二人と銭湯大使のフランスご出身の方が写っている画像キャプチャが飾られている。素晴らしい。
さて入浴。からだを清めてから炭酸泉、シルク風呂、サウナ、水風呂のセットを3回繰り返す。サウナについて書く前に、炭酸泉が広々としていて、そこに降り注ぐ照明の光が美しいことを記しておきたい。サウナは室温が104度。上段だととても熱い。熱波に弱いサウナーの私には5分が限界だ。
2セット目後の水風呂では、ひさびさにかなりの整いがからだに押し寄せる。これはかつて箱根の天山、そして那覇のりっかりっか湯で感じたような平穏さだ。身体が風の回廊となる。そしてカランの前に座り頭を垂れる。サウナの神がいるかはわからないが、しばしひれ伏して余計なもろもろを心身から取り除く。
そして3セット後に番台の方々にバイキングで放映された場面のキャプチャがたくさんスクラップされたアルバムを見せていただく。そして商店街に戻ったときにパートナーから健康浴泉が好きな理由ともっと向き合ってみては、と言われる。恥ずかしい。私が健康浴泉のファンであることがばれているのだ。東中野には松本湯があり、アクア東中野もありそれぞれ非常にレベルが高く素晴らしい。だが健康浴泉は商店街の宝石、人情の玉手箱、すべてが揃った小さくも美しいお風呂とサウナの天国だ。
男
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