2022.11.08 登録
[ 東京都 ]
私はドキドキしていた
高校、大学と約7年ほど渋谷の学校に通い
なんなら中学時代から、地元から一番身近な都会として馴染みのあった「渋谷」
この駅に降りるのに、こんなにドキドキしたのはいつぶりだろうか
「一番最初はベッドサウナ」
これだけは心に決めていて正解だった
結局ベッドサウナだけは最後まで並んでいた
最初に体験してしまわねば、途中で体が冷え切ってしまう
「サウンドサウナは邪道なのか」
私は必ずしもそうとは思わなかった
身体中で振動を感じるほどの大迫力
しかし、不快じゃない
気が散らない
むしろ感覚に全神経が向けられ
余計な思考が消える
ノイズを極限まで排したサウナ室と
本質的には同じなのかもしれない
意外にもこのサウナ室が一番気に入った。
「ムスタサウナの安心感たるや」
明かりは、ストーブを照らす照明と
浴室から刺す光だけ
ヌシ席に座り
じっと瞑想する
「湯船が無いならケロサウナで締めればいいじゃない」
最後は温泉で締める派
外気浴で締めると湯冷めしそう
悩んだ末にケロ→樽シャワー→一瞬座るが正解だった
ケロの良い香り
「115°を探せ!」
至る所に115°
ガチコンフォートゾーン
こんなにコンフォートだとは思わなかった
いわゆる王様椅子より整う
「混んでるから、このSAUNASなんですよ」
予約制のためかゆとりのある館内
行列もストレスもほぼゼロ
どんなに良いサウナでもマナーの悪い客や混雑のせいで台無しなんてことはザラな世界
当然ビジネスだから、完全予約制をいつまで維持してくれるかはわからない
しかしながら、たとえ値段をこれ以上吊り上げることになったとしても、カツキ先生の言葉を体現し続けてほしい
[ 神奈川県 ]
広さの割に熱いサ室、なめらかな水風呂、素晴らしい露天の景観、清潔感のある館内、癒されるBGM、入口で香るアロマ、、、
夏頃まで私は、この素晴らしいサウナの常連だった
日々のストレスをここの浴室で流し、励みにした
時には面接終わりのその足で整いに行った
第一志望の採用通知の電話もここで取った
素晴らしい施設はいつか世の中にバレる
リニューアルを終えた頃から混み合う時間が増えた
客が増えれば、当然マナーの悪い客も増える
ここでのサ活にストレスを感じた頃、私はここを離れた
数ヶ月ぶりに訪れたサ室
見知った常連の顔は大量のサウナハットに埋もれていた
あれからここはますます人気になったようだ
素晴らしい施設を作り上げようとする企業努力と、それを裏切るかのような客層の対比が実に印象的な浴室であった
だが、それでも整う
私は悔しい
来年から社会人になる
大都会新宿での勤務だ
今のホームサウナには毎週のように通うことはできなくなるだろう
足るを知ることは大切だ
綱島の地がそれをよく思い知らせてくれた
私が再びここの常連になることは、多分無い
それでもきっと、思い出した頃に、また訪れてしまうのだろう
学生時代の思い出と、あの滑らかな黒湯へ浸かりに
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