仙北市民浴場 東風の湯(だしのゆ)
温浴施設 - 秋田県 仙北市
温浴施設 - 秋田県 仙北市
巻の六十九 本命は別に
若い頃なら遊びでそんな事もあった。
“つまみ食い”と言うのか“寄り道”というのか。
おイタもしたし一晩だけなんてことも。
いい思いもしたし涙した夜もあった。
歳を重ねるにつれてそんな元気も無くなり、見えなかった事がだんだんと見えてくると本命が愛おしく大事になってくる。
連休最後の日。
カーテンをあけると久々に見る青空
気持ちが決まった。
本命へ逢いに行こう。
悪道と大雪の中 車を走らせた。
お気に入りの音楽を聴きながら。
田沢湖へと。
サウナ:10分 × 3
水風呂:1分 × 3
休憩:10分 × 3
合計:3セット
しっかりと下茹でしていつも通りの3セット。
我ながら元気だと思う。
これから本命に会うというのに
ここでも本気を出してしまうなんて。
決して“東風の湯”が遊びだった訳ではない。
本命へと向かう途中に
ちょっと“寄り道”してみただけだった。
「気持ちが浮ついてないので浮気では無い」と言い訳してみた連休の最終日でした。
そして
身体を綺麗にして
待ちに待ったところへと向かった。
硫黄の香りと白濁の湯。
源泉掛け流し 水沢温泉へ。
本日の“ととのい飯”は
樹々の中に佇む欧風食堂 kaede で
名物の「生ハム」を楽しんだ。
厚くてモッチリとした1枚は
噛めばかむほど口の中に旨みが広がる。
ビールとワインの“つまみ”には最高の一皿だった。
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