五の宮のゆ
温浴施設 - 秋田県 鹿角市
温浴施設 - 秋田県 鹿角市
秋田市内から車で3時間半。ほぼ県外と言える距離をひた走り到着したのは夕方前。山間の街は陽が落ちるのも早い。
受付を済ませウォータータンクで冷水を1杯飲み干して浴室へ。ほんのりと明るく天井が女湯とつながっているので、笑い声がぼんやりと聞こえてくる。銭湯と言うよりも“湯や”の雰囲気。五の宮流儀で洗体→白湯→髭剃り→檜風呂で身体を茹で上げた。
サウナ:10分 × 3
水風呂:1分 × 3
休憩:10分 × 3
合計:3セット
昔は白木で綺麗だったであろう壁や天井板は幾年も蒸されて茶褐色に変わり年季を感じさせる。ウォーム色の灯がともす室内はサウナストーブのみがパキパキと鳴き、110度を指す温度計と砂時計だけがサラサラと5分を刻む。天井が高いのでタオルを振ると熱気が降りて耳が痛くなる。
発汗良好のサ室を出るとお1人様用の水風呂が待っている。冷た過ぎずぬる過ぎず丁度良い温度だった。整い椅子は内湯と露天の間にある檜風呂に3脚設置してあった。冬季間は露天風呂休止だが、出る事は可能だったので失敬して椅子を持ち出し、陽が落ちた山々を眺めながら無になった。
はるか上空ではトンビが優雅にクルリと輪を描いていた鹿角の空でした。
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