星野温泉 トンボの湯
温浴施設 - 長野県 北佐久郡軽井沢町
温浴施設 - 長野県 北佐久郡軽井沢町
森林浴と私とサウナ
大都会東京。毎日人々は忙しく労働に勤しみ、仕事帰りの疲れた体をサウナや銭湯等で心身の疲れを和らげている。それを癒しというのであろうが、本日の私は原点に帰り、ただそこにあるものとしての空間を求めるために軽井沢はトンボの湯に向かった。
トンボの湯は言わずもがな星野リゾートが経営する温泉施設であり、受付から見るその光景はラグジュアリーな雰囲気を醸し出しており、日常では味わえない感覚に胸を躍らせた。
受付を済ませ、男湯へ入場すると木々のいい匂いが全身を包んだ。
平日のため客足はそこまで多くなく、ロッカーに荷物や着替えを預け、水分を摂取したのちに入浴。内湯が一つあり、その奥には外観を一望できるほどの大きな窓がある。余計なものが何もなく、ただ温泉に浸かる、サウナに入る、休憩を取るためだけのシンプルな設計。
外に出ると木々達が出迎えてくれ、源泉掛け流しの露天風呂を眺めた。
ほんの少し歩いたところにサウナ室があり、まずは水風呂で水通しを行った。
この水風呂がまた冷たく、体感は7度ほどとグルシンの水温である。子供達が冷たい冷たいとはしゃいでおり、その姿はまるで童話の中にでも出てくる小童のように感じた。
そしていよいよサウナ室へ。
サウナ:10分 × 4
サウナ室には2つの扉があり、熱を逃がさない様に設計されている。また、木造建築であるため、いい匂いがする。一つ扉を開けたところにサウナマットがあり、内部の椅子はマットもなく本来のままであった。あくまで自然のもので作った建物であることを実感した。
室内は適度に湿度もあり、温度計は90度ほどを指していたが、すぐに全身を熱が包んだ。
私は2段目に腰掛け、室内の窓からから見える大自然に目を向けた。あくまで自然体。光が木々に溢れる情景は素晴らしい体験であった。
またBGMは耳馴染みのいいモダンジャズ、集中を邪魔しないための配慮もまた上品だ。
水風呂:1分 × 4
サウナ室を出てすぐのところに水風呂がある。
バイブラ等はなく非常に澄んだ水質であることをまた実感。体感温度はグルシンの7度。
あくまで自然体。整うための水風呂ではなく、当たり前にある水の温度を感じることができた。
また非常に滑らかな水質のため、この心地良さに感嘆の声が漏れた。
休憩:5分 × 4
休憩は露天エリアにいるベンチで。景色を時頼眺め、1月後半の風が私を包んだ。澄んだ空気がまた心地よかった。外気浴ではなく、森林浴。私もまた自然の一部だ。
合計:4セット
一言:私もまた自然の摂理の一部
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