セカンドロードとサウスパタヤロードの交差点からソンテウに乗り、ジョムティエンへ向かう。相客は老ファランたちと小さい兄弟を連れた老女。
しばらくすると空気が変わる。セントラルパタヤの喧騒がすっとフェードアウトする。ソンテウが幹線道路を右折すると、眼前にはジョムティエンビーチだ。
ビーチ沿いの道を5分ほど走ってからブザーを鳴らし下車。陸側にソイを10分ほど入り、幹線道路の交差点を渡ると、すぐここが見える。
リゾートヴィラのような佇まい。サウナの受付は敷地を少し奥に入ったところだ。
380バーツのフィーを払い、タオルとロッカーキーを受け取る。男女兼用ゆえ、水着が必要だが、それも貸し出してもらえるので、重宝だ。受付のレディーの施設案内が嬉しい。
起き抜けの空腹ゆえ、まずはレストランの席に着いた。西洋料理からタイ料理までまずまず選択肢がある。迷い猫が隣に着座。
一息ついて室へ。Russian Saunaとの掲示。なるほど、ストーブはフィランド式ではなく、煉瓦積みの炉を構えたロシア式だ。ロウリュは手ずから炉の扉を開けて水を注ぎ込むよう。室の広さは10畳強。香りは、南国のフルーツ。温度は100度前後だろう。程なくしっかり汗が出る。
室の目の前に冷池がある。チラーの入ったしっかりしたもの。体感15度前後か。肌合いは後楽園スパラクーアに似る。末端に痺れがくるかこないかの冷たさだ。胸高の深さも嬉しい。
次はスチームサウナ。マリンブルーの細かなタイルが優美なドーム型だ。レモングラスの香りがいい。蒸気の吹き出し口に近づくと力強い熱気が感じられる。
プールサイドでひと休み。相客はロシア人、フランス人、タイ人で、10人ほど。たまたまかもしれないが、アングロサクソンは見かけない。空間が広いため、煩くない。
ともすると、パタヤの昼は夕方までの時間潰しになってしまう。しかし、ジョムティエンへまで足を伸ばせば贅沢に時間を楽しめる。早起きしてはてどうしようという諸兄にはおすすめだ。
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